2014年01月23日

# WeST PArK CaFE [羽田空港第2ビル] のアヴォカドチーズバーガー




 さる知り合いの航空マニアの方と一緒に羽田へ行った。「ロケハン」をしに行ったのである。後日――すなわちロケ当日には店へも行った。訪ねた店はWeST PArK CaFE(ウェストパークカフェ、WPC)。羽田空港の店なので後にHANEDAと付く。




 WPCは現在直営4店。昨秋、御殿場のプレミアム・アウトレットにもオープンした。羽田空港にはレストランの他に、隣のスタンドカフェ「EXPRESS」、5F展望デッキの「SKY FOUNTAIN」と計3店のWPCブランドの店があり、いずれも第2旅客ターミナルに入っている。


 パスタやピッツァ、自慢のロティサリーチキンも食べられるが、あくまで「ハンバーガー」をメインに置いた店である。私にとってはそれは普通のことだが、空港を利用する一般の客からすれば、あるいは少し変わった店と映るかも知れない。国内線のターミナルだが外国人客もいる。白人の二人連れがビールをピッチャーで頼んでいたのには度肝を抜かれた。

 バーガー全6品。本日は見栄え重視でアヴォカドチーズバーガー¥1,500。

 代々木上原の本店を始めとする他のWPCとの違いは、一つはパティのサイズ。本店は220g、羽田は180g。もう一つはバンズで、グラハム地のものを使っている。ポテトは羽田がシューストリング、本店は皮付きの自家製。それら以外は全く変えていないという。簡素化も手抜きも一切無し――そこに今回最も感動した。

 しかもまたえらく狭いところで作っている。にも関わらず、本店同様、パティの表裏をチャコールで焼き、その後オーブンに入れて、最後にもう一度片面をチャコールで焼くという、そういう面倒なことをして出しているのだ。

 だが、さすが掛けた手間は裏切らない。パティの焼き方が上手い――。


 豪州産牛100%つなぎ無し。隙無くしっかり詰まった感じの180gパティは表面にしっかり付いたコゲの苦味。中はきれいな桜色。適度な肉粒感と食欲そそる香ばしい肉の匂い。「肉」が中心に据わった、「肉」をおいしく食べさせるバーガーという"軸"が1ミリたりともブレていない。コゲ味に同期するアボカドの皮の軽い苦味。トマトは2枚。オニオンはレッドをグリルド。全体にやり過ぎない自然な味付け。

 こうした施設において、ここまで芯のあるハンバーガーが食べられるとは思っても見なかった。これは如何に店が真剣に取り組んでいるかということ以外無い。後日、上原の本店を訪ねてあらためて思ったことだが、パティのサイズも180gぐらいがむしろ適量である。そうした点も含め、羽田店のハンバーガーの方が手頃に食べやすく出来ているように感じた。

§ §

 話戻ってロケハンにご同行いただいた航空マニアの方――その後急に体調を悪くされ、現在入院中。手術されたという。

 聞けば米国加州サンノゼ、つまりシリコンバレーの辺りに時折出張に行くとのこと。だからハンバーガーと言えば、本場のアチラの味でないと納得ゆかないという、その点で私と意見がピタリと一致した。

 快癒の暁には、ロケハンの御礼に、日本国内で食べられるおいしいハンバーガーの店へ是非ともご招待したく思っている。




# 054 WeST PArK CaFE [永田町]

― shop data ―
●WeST PArK CaFE HANEDA
所在地: 東京都大田区羽田空港3-4 羽田空港第2旅客ターミナル3F
     東京モノレール 羽田空港第2ビル駅歩4分 地図
URL: http://www.maysfood.com/wpc/wpc_haneda.html
TEL: 03-6428-8535
オープン: 2004年12月(羽田店)
* 営業時間 *
平 日: 7:00〜20:30(LO20:00)
土日祝: 6:30〜20:30(LO20:00)
定休日: 無休(要確認)

2014.1.23 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 23:23 | TrackBack(0) | 【二ッ目!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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