鶏の次は魚――シーフード系のバーガーをしばらく特集します。
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フレッシュネスバーガーが11月20日よりサーモンエッグバーガー¥480を復活・限定販売している。リリースこちら。「2012年に販売し大好評をいただいた」とのことだが、昨年の資料は見つけられなかった。サーモンがなくなり次第終了。
サーモンはチリ産のアトランティックサーモン。和名「タイセイヨウサケ(大西洋鮭)」。南米チリは太平洋沿岸の国なので、つまり養殖物である。
その大西洋鮭の身が、シャケ弁の焼鮭かそれよりなお足りぬくらいの身の薄さ。「MARTINIBURGER」並みにとは言わぬが、もう少し迫力が欲しい。厚みが無いゆえ硬めに焼けている。そして独特のニオイがある。これは避けられぬものなのだろうか、例えるなら回転寿司を食べに行っているような気分になる。だが言い換えればこのニオイが唯一のサーモンらしさであると言えなくもない。
上にフレッシュネス特製オランデーズソース。エッグベネディクトの定番ソースだ。この淡いふわふわしたソースとサーモンがもっと絡むような造りになっていれば、もっとよかったかも知れない。
それより大問題は、そのエッグベネディクトを模して上に乗る目玉焼きの、肝心の"黄身"が、袋の底の角の部分に全て流れ出てしまっていたことだ。覆水盆に返らず。これでは台無しである。斜めに傾けて出すの、いい加減やめませんか。
サーモンの下には生のオニオンが硬めな「カリカリ」いう音をさせているが、どうも効果的では無い。葉物はサラダ菜か何か、リリースにある「シャキシャキのグリーンカール」とは別な葉のように見えた。
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だが私が真っ先に感じたのは中身のことでなく、バンズの余りの印象の悪さである。甘く「ふやふや」とはっきりしない"触感"と"食感"の白いゴマバンズを使っているのだが、正直「パン食」としての魅力がちっとも感じられない。
中身が何であれ「パンに挟む」ことが大原則の食べ物なのだから、まずその原理原則の部分をもっと突き詰めないと、サーモンを挟もうが何を挟もうが、ワクワクするようなことには決してならないと私は思う。寿司で言えばシャリですよ。頑張って。
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