忙しい。今度は返す刀で「チキン」――但し「バーガー」ではない。「チキンサンドイッチ」と呼ぶのが適当だろう。
マクドナルド、11月15日発売の進化したNEW! チキンフィレオ￥370。キャンペーンページこちら、リリースこちら。
進化したかどうかを知るには"以前"を知っていないといけない。幸いにして私は以前にチキンフィレオを食べたことがある――しかしだからと言って、どこがどう変わったのか説明するのは簡単なことでは無い。大変難しい。試しに少しやってよう――。
以前も胸肉だった。ちなみに「ジューシーチキンフィレオ」はモモ肉だった。なお今回のリニューアルに伴い「ジューシー……」の販売は終了している。「チキンフィレオ」が無くなって「ジューシーチキンフィレオ」に代わり、その「ジューシーチキンフィレオ」が無くなって、またチキンフィレオに戻った――というのがここまでの流れだ。
私は鶏ならモモよりムネの方がはるかに好きだし、このようなサンドにするにはムネの方がはるかに適していると思っているので、この流れは歓迎したい。
以前より「ボリュームアップ」しているらしいが、具体的にどの位のアップなのかは分からない。そして以前も「衣のクリスプな食感が最後のひと口まで終始活きており」と私は書いている。今回のもサクサクしている。ゴマ付きバンズも以前と同じ。
分かりやすい違いはソースだろう。以前は「甘目のマヨソースで食べさせる」と私は書いているが、今度は「トマトソースとマヨネーズソースに、ピクルスとオニオンを混ぜ」た「オーロラソース」を使っている。
鶏肉の産地は中国・タイ。部位はムネ肉。嘘くさいジューシー感は無いが、チキン独特の味やニオイも乏しい。衣には細かな粒感があり、それがレタスと合ってサクサクした軽快な食感を生んでいる。例えるなら「あられ」のようなツブツブ・プツプツした衣の食感が最も印象に残った。オーロラソースは甘味より酸味が強調されている。とにかく食感。軽やかな、軽快な食感にその特徴を感じる。
§ §
一点、KFCの「チキンフィレサンド」￥380と僅か10円の差でしかないのが気になる。ならば鳥は鳥屋で食べるだろう。 (つづく)
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2013.11.26 Y.M
