11月22日金曜日朝6時45分、ジェイアール東日本フードビジネス(JEFB)のハンバーガーチェーン、ベッカーズ(Becker's)の新業態「R・BECKER'S(アール・ベッカーズ)」がJR田町駅改札内にオープンする。
ハンバーガーはその全品が通常のベッカーズ店舗と異なる独自仕様、R・ベッカーズ独自の商品。朝3品、昼5品、夜4品のハンバーガー(とフィッシュサンド)の中から、まずはDINNER SPECIAL BURGER￥770をご紹介したい。タイトル通り17時からの提供品。
通常のベッカーズのバーガーとは一体何が違うのか――答えは「バンズ」である。
ベッカーズはバンズを各店自前で焼いている。つまりバンズ「自家製」。その自家製バンズが通常店では少しドライなハード系であるのに対し、このR・ベッカーズでは「酒種酵母バンズ」を使っている――バーガー全品に対して。つまり、R・ベッカーズで出て来るバンズはこの酒種1種類のみ。
ベッカーズ昨冬のフェアメニュー「グラタンチーズバーガー」のバンズとして初登場した酒種バンズと同型。同じくJEFB経営「THE BEAT DINER」のソレをモデルとしたようなバンズで、つまりは東新宿「峰屋」の考えた酒種天然酵母バンズの影響が強く感じられる。表面ツヤあり。ゴマは無し。
パティはベッカーズで言う「粗挽きパティ」1種類のみ(但し「朝」を除く)。豪州産牛100％つなぎ無し、細挽きと粗挽きを程好く合わせた90g。
その粗挽きパティがDINNER SPECIAL BURGERには2枚。チーズも2枚。さらにベーコン、フライドエッグ(目玉焼き)と乗って、つまりは「ダブルベーコンエッグチーズバーガー」がその正体。そのダブルパティのやわらかさ。そしておいしさ。流れ出す黄身。ベーコンも歯切れが好い。
峰屋的酒種バンズはビートダイナー同様はっきりとした甘味で好みの分かれるところだが、中に挟む具材の「出力」がこれだけ強いバーガーなら許されるだろうか。ヒール(下バンズ)にハニーマスタード。目玉焼きの上にマヨネーズと粗挽き胡椒。
§ §
単品770円。ポテトMと生ビール(R)のセットで1,300円。これ一つで食事になる大きさと内容。専門店で食べるのと変わらぬ充足感が得られる一品。と言うか、自分が今いるこの店・この場所がファストフード店なのか、専門店なのか、食べるうちによく分からなくなってくる。 (つづく)
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# 009 ベッカーズ（初期の拙い記事ですが）
― shop data ―
●R・ベッカーズ田町店
所在地: 東京都港区芝5-33-36 JR田町駅 南コンコース改札内 地図
TEL: 03-3797-2817
URL: http://www.jefb.co.jp/beckers/
* 営業時間 *
平日: 6:45〜22:30
土日祝: 7:30〜21:00
定休日: なし(要確認)
