東京・神楽坂MARTINIBURGER(マティーニバーガー、MB)が先月10月の末からメニューを一新した。
店主・エリオットさんは本業がデザイナーだけあって、メニューについては相当思い屈するところがあるらしく、「日本人にとって頼みやすいメニューを」と考えては改め、改めてはまた考えて、オープン以来改訂と変更を何度となく繰り返してきた。私も何度も意見を求められている。
散々悩んだ末、出来上がった最新の改訂版メニューが以下。単にデザイン・見やすさを直したのみならず、新たなメニューが加わっている。ハンバーガーは3品が追加。この日食べたのはそのうちの一つ、East Village(イーストビレッジ)単品¥1,300。サイドディッシュ付き¥1,500。
East Villageとはマンハッタンの街の名前。東京・池袋にあるバーガー店「EAST VILLAGE」はその街の名にあやかり付けられた。
メニューブックに載るバーガーとサンドは合計18品。そのうち16品までがNYの街や地区の名を冠したメニューになっている。エリオットさん曰く、「MBに来ればグルッと一周、NYが体験できるようになっている」とのこと。
イーストビレッジはテリヤキソースのバーガーである。なぜテリヤキかと言うと、NYのイーストビレッジには留学生など日本人が多く住んでいるから。そば、寿司、たこ焼き、とんかつ、焼き鳥、酒バー……何でもある。読売新聞が読みたければイーストビレッジに行けばある、とエリオットさん。
食べて驚いた。テリヤキや蜜漬けのパイナップルにでは無く、もっとベーシックな部分、「肉」に対してである。パワーアップしている。春先食べた時より遥かにおいしくなっている。
パティは豪州産200g。かなりな厚みがある。と言うか目の前にすると相当な迫力だ。それが「ガツッ!」と強く焼かれている。運ばれて来た瞬間から辺り一帯に食欲そそる強烈なコゲのニオイが漂う。
ところが外側はこんなに強く焼かれているのに、中は適度な赤。ステーキ肉のようなやわらかな、そして贅沢な噛み応えを残している。
かかるテリヤキソースは思い切り甘くて濃い。しかし「肉」が強固であるため、ソースがかかっても肉の味を「支配」することはない。肉とソースが「一体」となって、そのバランスがどうこう……というバーガーではない。むしろ肉のパートと、上にテリヤキソースのかかったパートと、部分部分、場所場所で違う味が楽しめると思ったらよい。パワフルな肉の味の合間にテリヤキ味やパイナップル味が楽しめる、そんなバーガー。
§ §
上の写真のバーベキューリブも胃袋にどんどん入る食べやすさだった。「また食べたくなる」「もっと食べたい」という反応が欲しいとエリオットさん。確かにこのMBにはそういう重くならないおいしさがある。
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― shop data ―
所在地: 東京都新宿区中里町31
東京メトロ東西線 神楽坂駅歩5分 地図
TEL: 03-6280-8920
URL: http://www.martini-burger.com/
オープン: 2010年10月15日
* 営業時間 *
火〜土: 11:00〜23:00(22:00LO)
日曜日: 11:00〜22:00(21:00LO)
定休日: 月曜日(要確認)