2013年11月13日

【二ッ目!】 ベッカーズの信州ジビエ鹿肉バーガー




 さてこのバーガー、11月1日発売で、当初今月末までの販売を予定していたのが、何と用意した数に「倍する」売れ行きを見せて、ひと月持たず半月で終了してしまうという――そんな景気の好い話、一体どんなバーガーなのかと言うと、意外、鹿肉のバーガーだった。

 ジェイアール東日本フードビジネス(JEFB)のハンバーガーチェーン、ベッカーズ(Becker's)の、今日明日にも終売するかも知れない期間限定、信州ジビエ鹿肉バーガー単品¥550。リリースこちら


 ご存知の通り、近年シカの生息数が増え、農林業の獣害・食害が拡大していることから、増え過ぎたシカを駆除し、さらに駆除したシカの肉を食肉として活用しようという取り組みが各地でおこなわれている。


 鹿肉を使ったバーガーはコレが初めでもなく、北海道でエゾシカの肉を使った例などもあるし、また専門店でも横浜のCOCOCHI BURGERSが「ジビエバーガー」を出している。きっと他にもあるだろう。但しチェーン店で鹿肉のバーガーを扱った例というのは、あるいはこれが初めてかも知れない。

 鹿肉はタイトル通り長野県産。飯伊連合猟友会が狩猟したものというから、飯田線の走っている方、南信(なんしん)の産だろう。バーガーは茅野市・蓼科高原にある「オーベルジュ エスポワール」の藤木徳彦シェフが監修。

 パティは90g。肉は鹿肉のみを使用。他の肉と混ぜた合挽きでは無い。もちろんミンチ。豚の背脂、その他つなぎあり。


 ソースは鹿肉の出汁(フォンですな)、赤ワイン、タマネギなどの野菜やトマトペーストで作ったソースが、パティ全面に「びしゃー」ではなく、ほんの"ひと添え"。オニオンはグリルして甘く。生のホワイトマッシュルームが1個を2つ割りにして。この辺が秋らしく。バンズはお馴染み各店舗で焼いたちょっとハードな自家製。

 鹿肉はポークパティのような張りと噛み応えが少しあり。臭み無し。淡くやさしい味のソースが控え目に適度に利いて、味に変化を与えている。マスタードの利き方が少し空々しく感じられた。

 鹿肉自体ものすごく「立つ」味でもないので、取り巻く他の味の付け方・持たせ方に一つカギがあるように思う。

§ §

 ユニークな試みながら、冒頭述べた通り大変反応が好く、あと一、二日で終売してしまう好評ぶりという。数量限定なので、まだ食べられるかどうか、あるいはどこの店舗へ行ったらまだあるか――最後はレアな価値まで付いた。




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2013.11.13 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 23:29 | TrackBack(0) | 【二ッ目!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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