キメの細かな、なめらかな肉質のイベリコ豚のベーコン。その分厚いのが"3枚"も入っていてアツアツ、かつ肉汁いっぱい。その肉の張り。縦に裂ける歯応え。クンと薫るスモークチップのフレーバー。食材として贅沢であるには違いないが、ただどうも主役たるパティを後ろに回してしまっている部分はある。
食感・味わい・存在感全ての点でパティがベーコンに負けている。ベーコンが過ぎ去った後の牛肉の味わいの乏しさに一抹の寂しさを覚える。
チーズもあって脂がやや濃い。この味で最後までは少しクドイ。ベーコン自体、脂身をかなり含んでいる。レタスは挟み過ぎなようにも思うが、それでも野菜と共に食べた方が食べやすくなる。浅漬けピクルスの甘味が利いている。総じて千円札一枚で味わえる豪快な贅沢といったところ。
デザート部門第10位、ウェンディーズ フロスティコーヒーゼリー¥260。香料が少しわざとらしい、ねっとり重いソフト(フロスティ)がたっぷり。コーヒーゼリーはフロスティに埋もれてしまうことを計算に入れて、もう少し苦くしてもよかったか。全体に造りが大まかで豪快。対してモスバーガーはそつが無く、コンパクトにまとめる印象。
→ テレビ朝日「お願い!ランキングGOLD 第2回ハンバーガー&レトルト食品総選挙 2時間SP」
2013.10.20 Y.M