2013年09月07日

【二ッ目!】 マクドナルドの大月見バーガー




 マクドナルドの秋の定番「月見バーガー」シリーズ注目の一品、大月見(だいつきみ)バーガー¥460。写真奥の"黄金のアーチ"を中秋の名月に「見立て」て――。

 通常サイズの「月見バーガー」を食べてみたところ、肝心要のビーフパティがフライドエッグに負けてしまっていて、どうにも塩梅が悪く思えた。そこで期待を寄せたのが「大月見」というワケである。世間での評判もかなり好いと聞く。


 リリースによると、「通常のビーフパティの約2.5倍にあたる1/4ポンドビーフパティ」に「とろーりとしたチェダーチーズを2枚ずつ加え」(←"ずつ"は要らないと思う)ということなので、ここまでは「クォーターパウンダー・チーズ」¥360と同じである。


 やはりこれくらいパティのサイズがある方がバランスがとれる。「ハンバーガーらしい味わいになる」と言い換えてもよい。つまり、「様(さま)になる」。

 白身になったり、黄身になったり、チーズになったり、二転三転いろんな味に転びながらも、最後にはどっしり「肉」が控えているので、変化がありつつも味に安定感があって、落着いて食べていられるのである。

 マクドナルドで"ハンバーガー"が食べたければ、やはりクォーターパウンダーである。「ダブルクォーターパウンダー・チーズ」¥490である。これは私の一貫した意見である。

 その優秀・有能なるクォーターパウンダーをハバネロでいじった時は正直「やめて欲しい」と思ったものだが、それでもこうして様々なトッピングアレンジを施すことで、クォーターパウンダーそのものの有用性が広く知られるようになれば、結果それは好いこと、望ましいことだ。分けても今回の大月見は、クォーターパウンダー"ならでは"の良さが遺憾なく発揮されたアレンジ(のひとつ)であるように思う。「やめて欲しい」から「今後もどんどんやって欲しい」へと、おかげで意見が180度変化した。

 とにかくハンバーガーらしいまとまり・ダイナミズムという点では「月見バーガー」とは段違い、「月とすっぽん」な大月見――。


 一方で、そのまとまりを生んでいる塩味が、適量にも、また多過ぎるようにも、どちらにも感じられる。多少塩辛くともこれぐらい利いていないと「締まらない」とも言えるので、やはり適量なのだろう、が……にしてもやはり塩味(えんみ)がキツイ。

 もう一つ、たまごを主役(正確には「肉」に次ぐ二番手)としたハンバーガーでありながら、それ自体に特に魅力が無いのが弱点。それは前回触れた"見た目"の話でなく、今度は"味"についてである。その点でゆくと、何度かぶり付いても常に半熟の黄身が同じように流れ出すロッテリアの「半熟タマてりバーガー」辺りの方が、何歩も先を行っているように思える。

 そこまでで無いにせよ、"年に一度の定番メニュー"という以上の魅力が何かもうちょっとあってもよいと思う。最後にベーコン……これはヒドイ。この食感はちょっと無い。

§ §

 「クォーターパウンダー・ベーコンエッグ&チーズ」が、すなわちこの大月見バーガー。通常の「月見バーガー」¥360と100円違うだけでパティのサイズが2.5倍、チーズが2枚入るのだから、これはお値打ち! 食べるなら大月見一択!



紅葉はまだ青々

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2013.9.7 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 23:50 | TrackBack(0) | 【二ッ目!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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