2013年08月15日

【二ッ目!】 California Diner JACKAL [静岡] のたっぷりチーズバーガー(再食)




 「ハンバーガー」にすっかり気を好くして、ではトマト・レタスを抜いた状態に「チーズを入れてみたらどうなるか」と続けて頼んだのがCalifornia Diner JACKAL(カリフォルニアダイナー ジャッカル)たっぷりチーズバーガー¥980。2009年8月、初めてジャッカルを訪ねた際に食べたのも同じ「たっぷりチーズバーガー」である。4年前も同じく¥980。値段は変わっていない。


 トマト・レタスが入った状態と、それらを抜いた状態と――この「たっぷりチーズバーガー」についても両方試してみたが、やはり野菜を入れない方が圧倒的に好かった。しかもその威力たるや前回のハンバーガー以上!


 もちろんそれぞれにそれぞれの良さがあり・おいしさがあるので、どちらがおいしいというのは各人の「好み」の話である。

 野菜が入っている方が味わいが豊かである。カラフルである。多面的な味わいがすると言ってよい。一方、トマト・レタスを抜いて代わりにピクルスを入れた状態――こちらはパティおよびチーズが作り出す味わいの方向性がより明確になる。鋭くなる。主張がより「はっきり」すると言おうか。つまりジャッカルの目指す方向がより明らかな、より鮮明な状態と言うことが出来る。私はこの「野菜抜き」を強く推したい。

 何でもかんでも挟めば「バーガー」と世の多くの人は思っているかも知れないが、しかしそれは間違いである。大事なのはパティ。つまり肉。次にそれを挟むバンズ。つまりパン。この二者で味わいが完結していれば、それ以上の具材は特に必要なものでは無い。


 日本の食べ物に例えれば、それは「かけそば」。あるいは何も具を入れずに作る「塩むすび」である。揚げ物一枚乗せ"ても"おいしい。梅干しを入れ"ても"おいしい。でも入れなく"ても"十分おいしいなら、それ以上望むものは無いということである。

 それでこのバーガーは、チェダーチーズのスライスを「3枚」も乗せている。この3枚が要るものか・要らざるものか、そこが問題になるのだが、しかしさすがに3枚は濃厚。鋭く立った肉のエッジをぼやけさせることなく、味わいに「深みを与え」、より一層の「コクを加える」役割で、他に変わるものの無い活躍を見せている。多少のザラつきを伴う食後のミルク感が堪らない。パティも110gというサイズ以上の存在感を発揮していた。

 粗みじんに刻んだオニオンも重要なポイントの一つ。ピクルスを入れるとドライな感じが増してギアが上がる。挟むバンズのやわらかさはこのシンプルな食べ方には適しているように思う。


 で、やはり、のどが渇く。詰まる。そういう時は炭酸飲料でグイグイ豪快に流し込んでいただきたい。可能な人はアルコール入りで――。

 「クセになる」種類のバーガーである。この味を一度知ってしまうと、こればっかり食べ続けたくなり、ひいては「止まらなくなる」というヤツ。かっぱえびせん同様、常習性がある。単純な作りのバーガーだからこそ、そう思い、そうなるのである。

§ §


 チーズ3枚の威力により食べやすくもなり、また「スナック」としてのパワーが何倍にも増幅した、思い切り「突き抜けた」一品。その「突き抜け」ぶりにおいて他のメニューをはるかに凌ぐ。ジャッカルの最高峰を極めたバーガーと言って過言では無い。 (つづく)



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# ロコモコ ◆ vol.8 California Diner JACKAL [静岡] のロコモコ
# 213 California Diner JACKAL [静岡]

― shop data ―
所在地: 静岡県静岡市葵区常磐町1-8-2 アスピスU2-A
     JR静岡駅歩10分 地図
TEL: 054-221-5223
URL: http://cal-jackal.seesaa.net/
オープン: 2009年3月23日
営業時間: 12:00〜14:30, 17:00〜24:00
定休日: 月曜日(要確認)

2013.8.14 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 23:04 | TrackBack(0) | 【二ッ目!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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