7月10日、アラスカシーフードマーケンティング協会主宰による「アラスカシーフードバーガー リリースパーティー」が開催され、飲食各社、報道各社、アメリカ大使館の担当者・関係者をはじめ、総勢60名近い関係者が東京・西麻布のレストラン「HOUSE」に集まりました。MARTINIBURGERのEliotさん、Castle Rockの穂積さんも駆けつけて下さいました。
当初「フィッシュバーガープロジェクト」と仮に呼ばれていた名称は最終的に「アラスカシーフードバーガー」へ変更。そもそも「フィッシュバーガープロジェクトとは何?」ということも含め、以下に詳しく載せてあります。
■金剛産業『GARAGE BURGERS CAFE』
# フィッシュバーガープロジェクトのこと
# 続・フィッシュバーガープロジェクトのこと
# 続々・フィッシュバーガープロジェクトのこと
会場となった「HOUSE」の総料理長・谷祐二さんとイタリア料理研究家のKEITAさん、フレンチとイタリアンのシェフ2人が2品ずつ計4品のアラスカ産シーフードを使った"バーガー"を披露。Office K2Mによるコーディネートがまた何とも秀逸で、計200個作られた"バーガー"に、私などとても思いも寄らないラッピングを施し、ディスプレイする好演出。メニュー説明のプレートは英語版と日本語版、各2種類が用意されました。
200個のバーガーはバンズ30gのパーティーサイズ。バンズの製作は東新宿「峰屋」。クラフトビールのインポーター「ナガノトレーディング」も2種類のボトルビールを擁して出展参加。
まず谷シェフの2品から紹介しましょう――1品目、アラスカサーモンのレムラードバーガー。以下の写真は第4回目の試作時に撮影した「フルサイズ」のものです。
パティにはアラスカ産の「紅鮭(Sockeye salmon)」を使用。ニンニクオイル、フェンネル、タイム、ローリエ、レモンと共に低温ボイルし、ほぐしたものに自家製マヨネーズを加えてサーモンレムラードに。レムラードとはこちらのこと。野菜はズッキーニ、トマト、レッドオニオンを……という以下詳しい説明は『料理通信』2013年8月号に載っていますので、どうぞそちらで(笑)。バンズ内側の焦がし方が"技術"です。
強く「バーガー」というイメージを持って臨むと少し違う印象を受けると思います。ですが味は文句無しに美味。私はかなり気に入っています。むしろ前菜のサーモンレムラードをパンに挟んだ「サラダサンドイッチ」ぐらいな感覚で捉えた方がより実態に合っているように思います。
鮭を使ったバーガーが「紅」ならばもう一品は「白」のバーガー。アラスカ産の「真鱈(Pacific cod)」と「タラバガニ(Red king crab)」を使ったアラスカ産鱈クラブケーキバーガーが谷シェフの2品目。比率はタラ7:カニ3。
自家製タルタルソースの下にタラとカニとジャガイモで作ったブランダード。その下はキャロットラペ。中にはイチジクやクルミが入っています。
上のサーモンも、この鱈とカニも、フレンチのシェフらしくどちらも食材に凝り・手を凝らした一品で、一筋縄ではゆかぬ味わいと食感を持ち合わせています。こうしたイベントごと・パーティーにはふさわしい内容・手の掛け様であったと思います。同様にKEITAシェフも「紅」「白」2品を作ったのですが、それらについては次の記事で紹介します。
さて皆様ひと通りご試食の後、開発に当たった谷シェフ・KEITAシェフに続いて私も……私自身は何一つ作っていないのですけど……ご挨拶をさせていただきました。日本語で――。
そしてさらに、谷シェフのアラスカサーモンのレムラードバーガーとKEITAシェフのアラスカシーフードホワイトバーガー、それぞれに「合う」クラフトビールをビアジャーナリスト藤原ヒロユキさんがセレクトしています。所謂「マリアージュ」。
何を選んだかについては『料理通信』2013年8月号に載っていますので、どうぞそちらで(笑)。2種類共にアメリカのビールです。もちろんのこと。
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ざっとこんなパーティーでした――。
それで、この"先"の展開というのもあるのですが、その前に、ここまでに到る経過の話がまだ少しありますので、しばらく続けようと思います。 (つづく)
→ # フィッシュバーガープロジェクト・第4回目会合@HOUSE [西麻布]
# 2013年春 第3回アラスカシーフードとワインのマリアージュセミナー@Restaurant S [西新橋]
# フィッシュバーガープロジェクト・第3回目会合@HOUSE [西麻布]
# 進行中の新たなプロジェクト、その正体……
# 続・新たなプロジェクトがスタート
# 新たなプロジェクトがスタート