2013年07月02日

【フィッシュバーガープロジェクト】 マクドナルドのフィレオフィッシュ




 アラスカシーフードマーケンティング協会主宰「フィッシュバーガープロジェクト」――いよいよ大詰めである。

 実は「フィッシュバーガー」という呼び方をやめてもらった。最終的な呼称は「アラスカシーフードバーガー」。まぁいずれにせよ「無い」呼び名なのだが、私としてはより可能性を感じさせ、想像を掻き立てる名前にしたかった。フィッシュバーガーではそこから想像されるもの・期待されるものがあまりに狭過ぎる。限定的過ぎる。

 マクドナルドでは白身魚のフライを挟んだメニューをフィレオフィッシュ¥270と呼んでおり「バーガー」とは付けていない。普段食べないものだから、今回頼んでみて「箱入り」であることを初めて知った。公式サイトの説明こちら


 上の説明では白身のフライは何グラムなのか、対してバンズは何グラムか……具体的なサイズや分量が分からない。そこで例によってUSの"McDonald's"のデータを参考にすると……

Filet-O-Fish Serving Size 5 oz (142 g)

 FISH FILET PATTY 2.3 oz (64 g)
 REGULAR BUN 1.8 oz (52 g)
 TARTAR SAUCE 0.6 oz (18 g)
 PASTEURIZED PROCESS AMERICAN CHEESE 0.3 oz (7 g)

と、このように。なおUSと日本とではチーズの挟まる位置が異なる


 USの"FISH FILET PATTY"の材料は"POLLOCK"。これは曖昧な表現で、単に"pollack"と言うと広く「タラ全般」を指すのではないかと思う。日本マクドナルドの白身魚は「すけそうだら」。

 臭みは微か。フライの中は案外な脂。世に言う「ジューシー」というヤツで、ここにタルタルソースの中に刻んだピクルスの酸味が「キュッ」と決まるとスッキリまとまり、なかなかに食べられる。軽くケチャップでも垂らしたら、より決まりそうな味である。衣が「サクサク」という印象は特に無かった。

 持つと「ふにゃっ」と頼りなく、食べれば顎の裏に貼りつくバンズ(soft, steamed)。このユルい・はっきりしない甘味が、はっきりしないままにサンドイッチ全体をまとめ上げている。チーズはそこまで機能せず。

§ §

 臭み少なく、身に潤いがあって、よく出来たフィッシュフライであると思う。ビアパブなどで頼む「フィッシュ&チップス」の方が臭みがあって時に水っぽく、時には「えぐみ」が出ているようなこともある。そうした負の面を見事なまでに解消した、よく処理されたフライだ。但しスチームしたバンズには然(さ)したる魅力を感じない。



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2013.7.2 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 23:47 | TrackBack(0) | シーフードバーガープロジェクト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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