2013年04月19日

【フィッシュバーガープロジェクト】 Le Pain Quotidien のスモークサーモンwithアボカド、ディル




 ベルギー発祥のLe Pain Quotidien(ル・パン・コティディアン)というベーカリーレストランである。日本初上陸は2011年1月5日。場所は東京プリンスホテルの前庭。その後、2号店が東京オペラシティにオープンし、来る4月27日には3号店を表参道にオープンする運びという。その名は前から知っていたのだが、訪ねたのは今回が初めてである。

 さて困ったことには肝心のホームページがうまく開かない。スマートフォンでも試してみたが、何だか動作が悪かった。仕方無いので諸方面から情報を集めた。

 上陸前のリリースには「世界17カ国、132店舗のグローバルな店舗展開」「初のアジア進出」とある。先の表参道店オープンの記事には「世界17ヵ国189店舗」とある。他に「19カ国151店舗」としているのが幾つかある。国は減って店舗は増えているということらしい。いずれにせよこの規模は相当である。



 さて今回興味を持ったのは、なかなか開かぬwebページのメニュー中に「Smoked Atlantic Salmon」というタルティーヌ(サンドイッチ)を見つけたからである。前にも書いたように「アトランティックサーモン」を品名に掲げている例は少ない。


 それで行ってみたのだが、渡されたメニューブックではスモークサーモンwithアボカド、ディル\1,380という書き方になっていた。サーモンの種類を確認すると、ニュージーランド産の「キングサーモン」だという。アトランティックサーモンがキングサーモンに替わったワケだ。これはある意味「出世」である。

 「タルティーヌ(tartine)」とはフランス風のオープンサンドイッチのこと(こちらを参照)。挟んではいない。見ての通り乗せているのである。


 その土台となるパンにはル・パン・コティディアン自慢の「オーガニック小麦の全粒粉パン」を使用。トーストはせず、そのまま。「しなっ」と硬い生地で、特に耳の部分の湿ったダークな酸味がアボカドの苦味とよく合っている。「ぐずっ」と熟したアボカドはボードの片隅に寄せて置かれ、適量をタルティーヌに自分で乗せる面白いスタイル。

 サーモンとアボカドの相性はやはり好い。サーモンの生臭みとアボカドが合うと、ますます「とろ」のようだ。サーモンにレモンもキュッ!とよく合っている。上にルッコラ、ディル、あさつき。脇にトマト、きゅうり、そして赤カブが添えられる。

 素朴と呼んでよいシンプルなパンの上に、上品なおいしさのスモークサーモンを乗せて食べる喜び。全部で5切れ。だが、それこそモノがシンプルであるだけに、ひと切れごとに何かしらの変化や発見があって、単調に終わることは無かった。

§ §

 サンドイッチはやはりパンが主役。つくづく主役は「パン」なのだ。あらためてパンの重要性に目を向け直す好い機会になった。場所が好いだけに電話予約が引っ切り無し。



― shop data ―
●芝公園店
所在地: 東京都港区芝公園3-3-1 ホテル前庭
      都営三田線 御成門駅歩3分 地図
TEL: 03-6430-4157
URL: http://www.lepainquotidien.jp/
オープン: 2011年1月5日
営業時間: 7:30〜22:00(21:00LO)
定休日: なし(要確認)

2013.4.19 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | シーフードバーガープロジェクト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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