もう一つ続けてFMヨコハマプレミアムバーガースペシャルチケットが使える6店より、横浜・金沢文庫JAFFE JOFFER(ジャッフェジョッファ)でチーズバーガー￥850。
3月4日月曜日、FMヨコハマ「THE BREEZE」にて街角レポーター・藤田優一さんによる生中継があったのはこちらのお店。花束も届いて店内すっかりお祝いムード。しかし辻倉店長は黙して語らず、スタッフ"アイ"さん代わりに対応、ご出演。当日の藤田さんはこんな感じで金沢文庫をひと巡り。
それで本題のチーズバーガー。
オージービーフに国産黒毛和牛をミックスしたパティは120g。焼き加減は強くなく、中は「じゅくっ」としたジューシーさに満ちている。「レア」と呼んで差支えない。表面にキラキラと肉汁が光って艶やか。このとろけるような口当たりのパティがジャッフェ・ジョッファの特徴と言える。
上に真っ黄色なチェダーチーズ。さらにその上に乗っかる赤はBBQソース。問題はこのBBQソース(役割としてはケチャップに近い)とマスタードとが和して生まれる強い味にパティが負けてしまっている点にある。ちょうど昨日の大磯「BESNUG」のチーズバーガーとは正反対の状況である。
逆に「ワンダフルABCバーガー」のようにいろいろトッピングが乗った時には、それらとの馴染みの好さを見せるパティである。単体の、スタンドアロンな「肉」という感じより、ハンバーガーを構成する各食材と混ざり合って初めて威力を発揮する、ペーストに近い存在と言った方がよいだろうか。「サンドイッチ」として見たときにはそれでもよいが、「ハンバーガー」としてはもっと「肉」のパワーが欲しいところ。
バンズは変わらずレベルの高い自家製。明るいキツネ色に焼けた表皮のイメージ通りのライトな食べ口。内側をサクッとトーストしている点も好い。フライドポテトには自家製ケージャンスパイス。
§ §
肉を引き立てる最高の薬味であるオニオンが入らないのも、ハンバーガーの可能性を自ら狭めてしまっているようで惜しまれる。
「苦手な人が多いから入れない」という考え方は確かにあるだろう。だがしかし、その食べ物(例えばタマネギ)が「苦手な人」のことを念頭に置いて作る料理と「好きな人」のことを考えて作る料理とでは、「前向きな料理」か「後ろ向きな料理」かというくらいに、その性質や方向性が大きく違ってくるのではないかと常々私は思っている。もっと言えば、作り手のその姿勢一つが、その料理のポテンシャルそのものを決定づけるのではないかとすらも思う。
もし「誰もが食べられるように配慮して、好き嫌いがはっきり分かれる食材は入れない」という理屈があるのなら、それこそ最大公約数的な商品を最も意識しなければいけない筈のマクドナルドのハンバーガーに、オニオンもピクルスも入っていることをどう捉えるべきか。
ここではっきり言えるのは、マクドナルドは「そういう理屈でハンバーガーの中身を決めていない」ということだろう。「元々こういう食べ物なんです」という理屈なのか、あるいは「コノ食材とコノ食材は絶対必要なんです」ということか。いずれにせよ大事なのは「コレはこうです」と言い切ることだ。人の顔色を窺って決めないことだ。「コレはこうなんです」ときちんと言い切れるというのは、飲食店にとって一つの大きな魅力であると私は思う。
→ 【エフヨコ SPチケット】 JAFFE JOFFER [横浜・金沢文庫] のワンダフルABCバーガー
# JAFFE JOFFER [横浜・金沢文庫] のハンバーガー
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# JAFFE JOFFER [横浜・金沢文庫] のベーコンハニーマスタードバーガー
# 257 JAFFE JOFFER [横浜・金沢文庫]
― shop data ―
所在地: 神奈川県横浜市金沢区谷津町36 MAHALOPLACE 1F
京急電鉄 金沢文庫駅歩4分 地図
TEL: 045-352-8595
オープン: 2010年1月20日
* 営業時間 *
火〜土: 11:30〜15:00(14:30LO), 17:00〜22:00(21:30LO)
日・祝: 12:00〜20:00(19:30LO)
定休日: 月曜日(要確認)
