2013年02月04日

【二ッ目!】 ファーストキッチンの新潟県産3種きのこのカマンベールチーズバーガー




 昨年2012年の11月22日発売。その後意外と長く売り続けているので食べてみた――ファーストキッチン新潟県産3種きのこのカマンベールチーズバーガー¥380。ところが……というのがこのたびの展開である。

 リリースには次のようにある――

「旨味と食感が楽しい新潟県産のまいたけ・エリンギ・ぶなしめじを贅沢に使用。素材そのものを味わえるように塩・こしょうでシンプルに味付けしました。また、きのこの旨味を引き立たせるため“カマンベールチーズソース”と“濃厚デミソース”の2種類のソースをご用意。秋冬らしい美味しさがいっぱいの季節限定バーガーです」。

 今回は“カマンベールチーズソース”の方にしたので、続く説明は以下――

「まろやかな旨味を持つカマンベールチーズソースをトッピング。きのことの抜群な相性を高いバランスで実現する、芳醇な香りとまろやかな風味を持つファーストキッチン特製のチーズソースです」。ここまでは好い。商品写真も実にソソる写りだった。

 と、ここまで来たら察しはつくだろう。渡された包みを開けてみて驚いた。きのこが乗っていない……。



 冒頭の写真――実はコレ、二度目に頼んだモノなのである。

 つまり私はこれまでに二度このバーガーを食べたことがあり、その最初に頼んだ折、3種のきのこがパティの上に乗っていなくてひどく驚いた。それで場所を変えてもう一度頼んでみたのが今回で、ところがやはり"きのこ"はパティの下だった――という次第。

 さらに場所を変えてもう一度頼んでみて、三度目にして位置が「逆転」する可能性ももちろん否定は出来ない。しかしながら現状は、二度頼んで二度とも「パティの下」だったのだから、これは調理工程上のミスではなく、むしろ「商品写真の撮り方が実際の商品に即していない」と考えるのが自然だろう。つまり"きのこ"の正位置はパティの下――ということである。


 これは単刀直入、視覚的にマイナスである。

 なぜ写真ではあれだけ強調させて見せている"きのこ"を、当バーガーの準主役格である3種の"きのこ"を敢えて見えなくさせてしまう必要があるだろうか。意図が理解出来ない。「売ろう」としている商品の最たる特徴を自らわざわざ隠しているのだから、不思議と言う他無い。いや、不思議と言う以上に"不可解"である。

 当の"きのこ"だが、正直パスタに使った残りの端切れを集めて挟んだという程度のボリューム感。歯応えに微かに"きのこ"らしさが感じられるが、期待される"きのこ"特有の「旨味」や「滋味」といったものに出合うことは出来なかった。むしろ味の濃いカマンベールチーズソースがパティに次ぐ二番手で、"きのこ"はそのソースを助け補う役どころ――といった力関係に思える。

 "きのこ"を謳うからにはもう少しその扱い・存在感・ボリュームを考えるべき。前回「特撰海老かつサンド」の高い出来に驚いた後なだけに、大変残念である。何だか方向不明な商品になってしまった。

§ §

 現状唯一捨て切れないのが「上に乗せるよりもパティの下に敷く方が"きのこ"がよりおいしく感じられることが、発売日の直前になって判った」という線である(大阪・千日前いづもやのまむしの例もある)。死角があるとすればそこしかない。

 それならそれで発表してくれた方が余程すっきりするし、「へぇ〜」とトリビア的な感心も出来るのだけれど。どうせなら"がっかり"でなく、"びっくり"驚かせて欲しいものだ。




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# 004 ファースト・キッチン


2013.2.4 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 23:54 | TrackBack(0) | 【二ッ目!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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