2013年01月30日

【二ッ目!】 ファーストキッチンのチーズバーガー




 昨日の続きである。

 ファーストキッチンには「ふたつの顔」があるという。それはハンバーガーとパスタ……ではなく、「街なか店舗」と「ショッピングセンター店舗」。それぞれ提供しているメニューも違う……ということを、私はつい今の今まで知らなかった。何故か――ショッピングセンター店舗に一度も行ったことが無かったからである。

 ショッピングセンター店舗とは、要するに「フードコート」のことなのである。「エェ〜フードコートで食事ィ……」という頭がどうしてもあって、見かけても「ちゃんとした店(=街なか店舗)で食べよう」といつもいつも素通りしていた。

 ところが、先日どうしても「特撰海老かつサンド」が食べてみたくなり、仕方無しに寄ったショッピングセンター店舗で、ふと見つけてしまったのである――街なか店舗には無いメニュー、チーズバーガー¥260を。私の中のFKの常識が覆った瞬間だった。


 なぜなら、FKのハンバーガーメニューには「ハンバーガー」も「チーズバーガー」も無くって、いきなり「ベーコンエッグバーガー」からスタートするのだと信じて疑っていなかったからである。


 2013年2月現在、街なか店舗はバーガー10品・パスタ8品、ショッピングセンター店舗はバーガー14品・パスタ4品。バーガー類に関して言うと、ショッピングセンターにあって街なかに無いのは「炭火てりやきチキンサンド」「ハンバーガー」「チーズバーガー」「てりやきバーガー」の4品。

 チーズバーガーは正しくはその後に(デミソース)と付く。デミと言うよりは濃いミートソースといった印象で、ツンと鼻を突くレトルト臭があるものの、グッと深みのある方向に味が利いていて、このバーガーの重要なポイントを成している。


 チーズもまたこれ見よがしな味では無く、一歩引いたところで魅せる濃厚さ。ソース・チーズともに表面的かつ平面的な「ビャーッ」とした味の利き方では無く、「グッ」と下がった位置で発揮される"深み"といった感じの方向性で、そのことは、今やすっかり主力メニューの一翼である「パスタ」の存在と何処となくリンクして捉えられる。つまり「パスタをやる店だから、必然、ハンバーガーもこういう工夫になるのだな」という風に理解されるワケである。

 分かり易く言い換えるなら、ケチャップとマスタードをかけた「おやつ」みたいな味のバーガーではなく、何処となく「おとな」な味付けを施したハンバーガーという方向だろうか。

§ §

 バンズはパサパサ。のどが詰まる。パティもかなり力「弱い」ものなのだが、そのマイナスを巧いこと補う役割のデミソースとチーズを擁したチーズバーガー。

 だけれども、マクドナルドのチーズバーガー¥120と比べてしまうとどうだろう。頼む人は居るだろうか……とはつい考えてしまうところ。「対マクドナルド」という点では今一つ思い切りの弱い作戦のようにも思える。まぁ、そこを敢えて承知の上で繰り出したメニューなのかも知れないが。




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# 004 ファースト・キッチン


2013.1.30 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 23:17 | TrackBack(0) | 【二ッ目!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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