以前からやってみたかったことをついにこの日実行した――仕事帰りにベッカーズ(Becker's)で粗挽きベッカーズバーガー¥470と生ビール¥390。このハンバーガーを「"生"ビールで」というのが出来る"ファストフード"チェーンは、ベッカーズ(但し一部店舗のみ)と「フレッシュネスバーガー」だけである。
季節の限定メニューばかりをずっと追っていたので、レギュラーメニューは久しぶりである。ある意味「二巡目に入った」という言い方も出来るだろうか。メニューにあるハンバーガー類は「スペシャル」3品に「スタンダード」9品。是非とも生ビールと合わせたかったのは"つなぎ"入りのパティを使ったスタンダードでは無く、もちろん粗挽きパティのスペシャルの方。
粗挽きパティは100g。豪州産ビーフ100%使用。つなぎ無し。伝説的メニュー粗挽き200Gバーガー¥670以来受け継がれる「細挽きと粗挽きをミックスする」製法により作られた、肉粒(にくりゅう)感に富むパティである。所々でその粗挽き肉が姿を現しては、臼歯の活躍を要するしっかりとした噛み応えを披露する。
普段は脂分少なく、ツヤの無い濃いこげ茶色をしたパティなのだが、この日はめずらしく表面にキラキラと肉汁を滲ませるコンディション。色もいつもより間違いなく明るめだ。いつにも増しておいしそうに焼いてくれた。
バンズは各店舗で発酵させ焼いている自家製。65g。この日の焼き上がりは普段より軽く、「パリパリ」として食べ口軽快。
ちょっとサウザンソースが多い。なのでハンバーガーの上半分は「サラダ」で、下が「焼肉」という印象。マスタードマヨネーズも強過ぎて、若干スースーする。コショウも強い。私はこれらを減らして食べてみたいと思うのだけれど――つまり、ここまではっきり味を付けなくても十分おいしく食べられるだろう、と考えている――しかしこれが世間一般の平均をとった味付けであるかも知れず、なので人により感想は分かれるところだろう。
反面、華やかな味でもあり、470円でちょっとした贅沢な気分が味わえるバーガーである。見ての通りトマトもレタスもなかなかの量。オニオンはグリルド。なので度々推しているマクドナルドの「ダブルクォーターパウンダー・チーズ」¥490と比べ、食べた際に感じる「風景」がはるかにカラフル。色彩豊かだ。何だかんだ結構強い味なので、ビールが一番搾りでは少し物足りなくも感じられる。
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においは好いので、これで後もう少し肉に風味があればとも思うのだけれど、それは贅沢な相談か。ワンコインの価格帯で十分健闘しているバーガーである。
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# 009 ベッカーズ(初期の拙い記事ですが)