2012年12月31日

【二ッ目!】 マクドナルドのチーズバーガー




 日本とUSのMcDonald's(マクドナルド)の相違を確認する中で「おや?」と思うことがあったので、2012年の最後の記事に上げておく――。

 「日本のハンバーガーとアメリカのハンバーガーの大きさは違う?」という疑問に対し「マクドナルドの世界規格により、レギュラーサイズのハンバーガーの大きさに違いはありません」と日本マクドナルドは明言している。これを確かめるべく、日本のハンバーガー\100の重量を量ってみたところ、確かにUSのMcDonald'sが発表する総重量ならびにパティの重量にぴたりと一致した。なので「おそらく」ハンバーガーの大きさに日米の違いはないの「だろう」。但しUSの"Hamburger"については公表されている数値を参考にしただけで、実際に量ったワケではないので、断言はせずに「おそらく〜だろう」という慎重な言い方に今は留めておきたい。

 さてそこで――以前USの"McDonald's"でCheeseburgerの撮影をしていたので、日本のマクドナルドでもチーズバーガー\120を頼んで日米の写真を比べてみた。「レギュラーサイズのハンバーガーの大きさに違いはありません」という公式発表が視覚的に確認出来るだろうかと期待したのである。ところが……というのが、以下の写真。




 上がUSで下が日本。なるべく大きさが近付くようにトリミングをしたが、光の加減をはじめ撮影の諸条件が違うことは断わっておく。それにしても「いろいろ」と「かなり」違う。

 USの発表では総重量は"4 oz (114 g)"。日本のチーズバーガーも同じ重量だった。しかしその割にはパティの厚味など明らかに違うように見えるが……。

 「おそらく」だが、日米2枚の写真を撮影した時期の間に、前回明らかにしたようなサイズの変更が日米で、いや世界レベルで実施されたのではないか――と私は見ている。そうでもない限り、単に「写り方の違い」「思い込み」「目の錯覚」といった理由だけで上下の写真の違いは説明出来ないように思う。

 上のUSの写真の撮影日は2010年10月19日。下の日本は2012年12月22日。写り方の違いという可能性を超えて、パティの厚味と言うか「質感」が両者明らかに違う。これについては本当にサイズが変わった"可能性"(飽くまで可能性)があって、下の日本の写真がパティ"1.2 oz (33 g)"(これは実際に計量にして確認)で、上のUSの方が"1.6 oz (45 g)"(こちらは諸資料に載っていた数値から)とサイズが異なる"可能性"が考えられる。


 もしパティのサイズが変わったのなら、バンズのサイズだって変っているかも知れない。USの方が大きく見えなくもないが、なにぶん「パン」のことなので膨らみ方の違いかも知れず、何とも判断出来ない。

 とにかく、USの撮影から日本の撮影時期までの2年余の間で「サイズが変わった可能性」というのは「全く無い話でも無い」という程度には考えられるので、ある程度はそのせいにしてしまうとしても、それでもなお埋まらない差を上下2つのチーズバーガーに感じるのは、おそらく私だけでは無いだろう――色つや形、何遍見比べても断然USの方がおいしそうに見える。

 今回わざわざこんな記事を上げたのは、「アメリカは何でもスケールが大きいよね」という話の中で「マクドナルドのサイズも日本よりアメリカの方が大きいよね」と話す人が過去何人もいたというのが一つある。


 公式発表の通り、「マクドナルドの世界規格により、レギュラーサイズのハンバーガーの大きさに違いはありません」というのがその答えであって、もし実際アチラでそう「感じた」のなら、それは壮大な風景や街の造・社会の造り、さらには旅行時特有の高揚感といったものが作用しての「錯覚」であろうと思う。言い換えれば旅先での印象、感動、記憶、モノの縮尺などというものは、それぐらい当てにならないということだ。

 そしてもう一つ、渡米経験者からよく聞く話に「アメリカの料理はおいしくない」というのがある。「食べ切れない量が雑然と皿に盛られて出て来るばかりで、味は……」という意見が固定的に根強くあるのだが、でもどうだろう。写真を見る限りでは、純粋にUSの方がおいしそうではないか。世界屈指の日本の製パン技術を差し置いて、バンズの形もUSの方が良い。旅先での感想と違って、撮った写真には感情も贔屓目も無いので、その点人間の目以上に正直だ。


 つまりは印象や思い込みだけで物は語れないということである。サイズを語るなら物差しや秤を使って計るのが本当だろう。数値はそうやって求めればよいが、それが「味」となると急に話がややこしくなる。「好み」という主観的な要素が大きく働いて来るからだ。

 「好み」は人それぞれに違うものなので結論も答えも無い。それでも一つだけ言えることがあるとすれば、「食べ物の評価に『好み』を持ち込むべきではない」ということだろう。その物が本質的・根本的に「おいしい/おいしくない」ということと、食べた人の「好み(口)に合う/合わない」ということは全く別の話である。だからアメリカの食べ物が「おいしくなかった」と断じてしまう前に、たまたまその人の「口に合わなかった」という可能性だって十分に考えられるのだ。好みだけをもってその物を評価するのは大いに危険なことである。

§ §

 まだ他にも語るべきことはあるが長くなるので、また来年、折を見て書いてゆくことにする。

 とにかく食べ物の評価というのは決して容易なことではないということである。その場・その時の印象だけでは見えない部分が実に多い。今回のチーズバーガーだって包みを開いた時点で気付く日米の差異など皆無だった。後で写真を並べてみて初めて気付いたワケである。「蓋を開けてみるまでは」とはよく言うが、こと食べ物に関しては「比べてみるまでは判らない」と言ってよいだろう。また来年。 (つづく)



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2012.12.31 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 23:41| Comment(1) | TrackBack(0) | 【二ッ目!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これはもう実際にアメリカへ量り持参で行ってみるしかないですよ。(笑)
もし本当に同じ量だとして、日本で食べてるあのペラッペラな感じの普通のハンバーガーじゃアメリカ人は満足できなそうですよね。
私も一昨年にサンフランシスコへ行きましたが、確かにどこのレストランも大盛りでした。
しかも飲み物もびっくりドンキーのびっくりコーラサイズ…
残念ながらマックは行かなかったけど、in-out burger(うろ覚え)という向こうで流行ってるチェーン店は行きました。
味は…可もなく不可もなくでした…。
やっぱり日本で食べるのがイチバン!ですね〜。(単にいいとこ行ってないだけかも)

今年も生地楽しみにしています!
Posted by ファンバーガーキッド at 2013年01月11日 12:35
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