神楽坂「MARTINIBURGER」でチキンバーガーを食べたという、先日の記事の続きである。コノ店のチキンバーガーも気になったので、あらためて食べてみた――東京・吉祥寺gem's burger(ジェムズバーガー)のジェムズチキンバーガー¥1,100にパイナップル¥100のトッピング。パイナップルは最近新たに加わったトッピングメニュー。
ときにお向かいの成蹊学園は、このたび第96代内閣総理大臣に就任した安倍晋三首相の母校。>首相、カツカレーも結構ですが、東京が世界に誇るハンバーガーもぜひお召し上がりを!!
「MARTINIBURGER」の記事で書いた通り、ジェムズもマティーニもフィレ(一枚肉、切り身)ではなく、挽肉を成形して作った正真正銘の「パティ」を使っている。切り身のグリルやフライをパンに挟んだものなら「チキン"サンド"かな?」と思うけれど、挽肉にしてパティにしたと聞くと「チキン"バーガー"と呼んでもいいのかな?」という気もしてくる。
これが証拠のチキンパティ。サイズはビーフと同じ170g。国内産の鶏もも肉を使用。
食べてみると瞭然なのだが、「マティーニ」のチキンバーガーと比べ、挽きが粗いと言うか大きな印象。「マティーニ」がコゲを利かせた強い焼き方だったのに対し、ジェムズはジューシーさを重んじた焼き加減になっている……あ、違う違う。「ジューシー」だけに、ジューシーさを"重視"……スイマセン。
とは言えもちろんコゲはあって、パイナップルの"タルい"甘味との化学反応を見せている。パイナップルはごく一般的なシロップ漬け。マティーニが甘辛のピーナッツソースを使っていたのと同様の効果で、鶏肉に甘味というのはなかなかよく合うものである。
溶岩石のグリルで焼く際に上から塩コショウと、あとはオレガノだろうか。その程度の味付けだけでソースその他の調味料はかからない。微かな塩味に混ざるパインの甘味が「ゼロかイチか」というはっきりしたものでは無く、味わいの実に微妙なところを突いている。
ほのかなコゲの味とほのかな塩味で控え目に飾られた、プリッと弾力のあるチキンパティのバーガー。その肉汁のジューシーさはビーフには無い、歴(れっき)としたチキンの特徴である。牛、鶏、あるいは羊――肉それぞれの種類による味わいの違いというものが、ジェムズバーガーでは一貫して解りやすく表現されているように思う。
§ §
パイナップルの存在が野菜陣との馴染みを好くしているという点も見落とせない。「ハワイのハンバーガーだから」とか、そうした単純な理由付けではなくて、肉に合うのか・合わないのか、挟むことでおいしくなるのか・ならないのかという、ごく冷静なところで「このトッピングは要るのか・要らないのか」を考えてみるのも悪いことでは無いと思う。
チキンとパイナップルもなかなかの相性だが、それを上回る好い相性を見せる肉と言えば……そう、パインと来れば○肉を置いて他に無いだろう。2013年、○肉バーガーの出現は有りや無しや。
なお、○の中は罷り間違っても「巳(ヘビ)」では無い。年内は30日まで。年始は4日から。どちらも通常の営業時間。
そして私はこの後、中央線に乗って高円寺へ向かった。
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― shop data ―
所在地: 東京都武蔵野市吉祥寺本町4-26-16
ライオンズマンション吉祥寺1F
JR・京王 吉祥寺駅歩15分 地図
TEL: 0422-36-5022
URL: http://www.gemsburger.com/
オープン: 2011年4月4日(プレオープン: 2011年3月3日)
営業時間: 11:00〜23:00
定休日: 水曜日(要確認)