秋は小春の頃、東京は銀座・数寄屋橋のハンバーガーショップBurger 5(バーガーファイブ)にて、アボカド1/3LB(150g)¥1,200。ランチはフレンチフライ又はサラダに加え、ドリンク付。
1956年の開業から56年、数寄屋橋交差点の一角を占めてきた数寄屋橋阪急(最後はモザイク銀座阪急)が今年8月、ついに閉店。現在建替え工事中ということで、とんでもなく大きな囲いがめぐらされている。跡地は地上11階・地下5階の商業ビルに再開発。2016年1月の竣工予定――。
そんな旧数寄屋橋阪急の裏手に数寄屋橋の碑。その隣に銀座ファイブ。地下1階がバーガーファイブ。
11月1日より「1/6LB(パウンド)」サイズのパティを始めた。
約75gの小ぶりなパティである。昼にハンバーガーを「ガッツリいきたい」という人もいれば、「ちょこっと食べたい」という人も少なくないとのことで、その「ちょこっと」の要望に応えるかたちでの導入。
これでバーガーファイブのパティは全部で3種類――1/6LB(75g)、1/4LB(112.5g)、1/3LB(150g)。バンズは2種類――ホワイトとライ麦。ともに峰屋製。サイズは約90g。1/6LBパティのときは65gのバンズを合わせる。
豪州産150g、3分の1パウンドのパティの上に熟れたアボカドが2分の1乗った、すっきりシンプルなハンバーガー。はっきりした味付けと言えば、スイートレリッシュの甘味程度という薄味なバーガーである。ケチャップ&マスタード、マヨネーズも入らず。
そこに敢えてライ麦バンズを選択。「めっしり」と鈍い食べ口の生地だが、実に香ばしい穀類の味をさせている。その味の利かせ方は多分向かいの店の「十二穀米」以上(笑)。ライ麦の粒々が「ゴチッ」と歯に当たる。
パティは少し固め過ぎ。脂分少なく、表面に鉄板特有の平らなコゲが付いているものの、脂にまみれている感は無い。派手では無いが、食べるうちに静かな赤身の味に行き当たる。
アボカドのポジションが最も難しいところ。それ自身特別強い味を持った食材でもないので、どう活かすか・どうビーフの味を引き立てるか――思案のしどころである。今回食べたこのアボカドバーガーにおいても、パーフェクトな解答は出ていないような気がした。
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さらに先月10月の半ばからホットドッグを始めた。フライドポテト付で1本¥580。2本だと¥950になり、それぞれ味を変えてくれる。1/6LBバンズ共々細かな要望に応える、細やかなサービスだ。
丸の内線銀座駅至近。改札を出てそのまま地下移動なので、濡れずに行ける店。昼時は霞ヶ関の官庁街からランチを食べに銀座に繰り出す一団と遭遇する。
今も昔も東へ西へ――人々の行き交う銀座の街の地下に在るハンバーガーショップ。
→ # Burger 5 [銀座] のクラシック ライ麦バンズ
# Burger 5 [銀座] のチーズクラシック ライ麦バンズ
# 225 Burger 5 [銀座]
― shop data ―
所在地: 東京都中央区銀座5-1 GINZA5 B1F
東京メトロ 銀座駅歩1分 地図
TEL: 03-5568-3110
オープン: 2005年8月8日
* 営業時間 *
月〜土: 11:00〜22:45(22:00LO)
日祝: 11:00〜21:45(21:00LO)
定休日: 不定休(要確認)