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「お願い！ランキングGOLD 第一回ハンバーガー総選挙」でもしきりと「チキン戦争」を謳っていたが、そもそもその戦争を仕掛けたのはマクドナルドである。しかもサイドメニューでなく、サンドイッチメニューにおいて――。というワケで今日も前々回からの余勢を駆って、10月26日発売の期間限定てりやきチキンフィレオ￥320を。
リリースこちら。好評の定番メニュー「ジューシーチキンフィレオ」のバリエーション。よく調べると4年前、2008年にも限定販売されていた。このときはまだジューシーチキンフィレオは無いので、「チキンフィレオ」の限定版ということになる。
当サイトでマックの"てりやき"を取り上げるのはこれが初めてか……。てりやきを説明するとき、私はよく「みたらし団子のタレのような」という形容をするのだが、今回食べたてりやきチキンフィレオについて言えば、みたらしのタレをはるかに超えた、まるで別次元の甘さだった。
包みを開けると、熱されたレタスのにおいと混ざったものか、小豆(あずき)のような、ないしはずんだのような粉っぽい豆類のにおいがする。リリースには「甘辛しょうゆをベースにしたしょうが風味の」との説明。
チキンはもも一枚肉。やわらか。だがそのやわらかな身が「ねっとり」とした層に一枚覆われているような感じがあって、その点ミョウである。リリース通り「ジュワっとあふれる肉汁」が見られ、「サクサクした衣」も確認出来た。
肉汁のあふれ方についてよく観察してみると、いたる所からキラキラ・じんわり、常に脂が滲み出している感じで、どういう仕組みになっているのだか、実に不思議である。
過剰なまでに強く利かせたスパイスが鶏肉の身のやわらかさに対して少し方向違いなようにも感じられた。そこまで無理に味を付けなくとも、十分楽しめる肉だと思う。バンズはゴマつきバンズ。
とにかく、通常ごく一般的なてりやきソースの上からさらに甘味料を足したような甘さなのである。そこに追い討ちをかけるようにスイートレモンソースの甘い酸味。さわやかだが、えらく甘い。コーラでも頼もうものなら甘甘だ。
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食後、素に返ると後口がたまらなく甘い……。この甘さはこのサンド特有のものなのか、それとも「てりやきマックバーガー」のてりやきソースも同様なのか――その辺りが次の調査課題だろう。続けて調べてみるつもりでいる。
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2012.11.1 Y.M
