続けます。お次はフレッシュネスバーガー。本日は店のカラーにも通じるアボカドバーガー¥620。「クラシックバーガー」に始まる「クラシックレーベル」のメニューのひとつ。発売は2011年3月。月刊『MONOQLO (モノクロ) 2011年8月号』の「ハンバーガーランキング100」では第56位。
クラシックレーベルとは「通常のパティの2倍以上あるクォーターパウンドパティを使用したハンバーガー。素材のおいしさを生かすため敢えて味付けはシンプルに塩コショウのみ。肉汁たっぷりのジューシーなパティ、シャキシャキの新鮮野菜、とろけるレッドチェダーチーズを豪快にサンドし、ハンバーガーの原点を目指したクラシックなハンバーガーです 」。2005年11月より販売開始。
クォーターパウンド、約113gのパティはオージービーフ100%。バンズは黄色いパンプキンバンズではなく、ゴマバンズ。
アボカドはメキシコ産の「ハス」種を1/2個使用。ディップなどにしていない点、チェーン店にしてなかなかの凝り様である。レタスはグリーンカール。これは味よりも見た目優先の選択。オニオンはグリルド。
一言で言うならもっと「やり切る」べき一品である。折角ビーフ100%・113gパティを使うのなら、そこにヘルシーを持ち込む必要は無いと私は思う。どうせやるなら毒々しいぐらいに、アクが強いぐらいに「ビーフ100%」たる魅力を存分に引き出し発揮させるべきだ。野球で言えば見逃し三振で帰ってくるな。同じ三振でもバットを振り切れ。振り抜け。サッカーで言えばゴール前でパスを受けたら「最後はシュートで終われ」といったところ。
世の中味付けが濃過ぎる中での薄味は結構なことだが、「敢えて味付けはシンプルに塩コショウのみ」というその塩コショウが「肉」を引き立たせる用を成さず、全体として味付けが淡く、ぼんやりとしている。
クリームパンのようにやわらかなバンズは、口の中で僅かにダマになる。アボカドは微かに苦味を感じるも、主張はその程度。その存在感を引き立たせる処理は必要だろう。「ワールドスパイス」で各人好みの調味が出来るとは言え、今だと真っ白な絵を渡して「色は好きに着けてね」と言っているに等しい。
全体に締めるもの、引き立てるものが不足している。要は「ココを味わってね」というポイントが欠落している。食感的にも歯に当たるものが無い。止まるところが無い。全てが「ぶよっ」と、ぼんやり咀嚼されてゆくのみ。やはり「食感」は大事である。
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あわせてフライドポテト¥200とオニオンリング¥250を。ポテトは品種「ほっかいこがね」でチェーン店ではめずらしい皮付き。熱々! ジャガイモらしい澱粉質と甘味を楽しめる。オニリンは衣多く、サクッと揚げ方良好。これもチェーン店にはめずらしく(唯一か)、フレッシュネスでは生ビールが飲める。その点大いに評価したい。なので両者とも格好のおつまみ。
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2012.9.23 Y.M