ペース上げてます。今日はロッテリア。当ブログに登場するのは昨年の震災前、マリーンズ仕様の幕張ボール・パーク店へ行って以来。千葉ロッテマリーンズが日本一に輝いた翌年ですね。
半熟タマてりバーガー¥320。これはちょっと面白いバーガーでした。公式サイトの関連ページはこちら。
かぶり付けば広がる牛豚合挽きハンバー"グ"の味。型枠の跡の付いたある意味「古めかしい」バンズは、指の触れたところがボコッと落ち窪んでしまいそうな脆さあり。食感的にもややパサつく。
「タマてり」と言う割には白身の側面しか見えず、ちょっと地味な見た目だな……と思いながら食べること三口余り。食べる手を一度とめて、感想などメモに書きとめた後、ふと置いたバーガーに目をやると、なんと黄身がとろ〜っと、まるで絵に描いたような滴の形を作って流れ出している。
これぞロッテリアの特殊技術。そもそも「半熟」であるところが日本人らしい処理である。しかもこの流れ出す黄身は一度切りではなく、食べるとまた同じように流れ出てきて、同じ滴の形を再現する――これは面白い!
ただ、せっかく黄身が主役を張れるぐらいの存在感を示しているのだから、どうせなら「黄身が最もおいしくなる」ような味付けや調理・計算をしたらよいのにと思うのである。たまり醤油に三温糖、香港製のオイスターソースを隠し味に加えた"てりやきソース"が黄身と合わさったとき、えも言われぬ旨味が醸し出される――という具合に。食べている途中にそうした"頂点"が生まれると、ステージが一気に三段ぐらい上がるだろう。
§ §
実際にはそんな山場に巡り合うことはなく、塩味をはじめ、やたらと味が多くって食べづらかった。何と言うか、味の上にまた味で、味が多過ぎて「逃げ場が無い」感覚である。
しかし半熟の技術はなかなか面白い。おそらく他の店には無いだろう。月刊『MONOQLO (モノクロ) 2011年8月号』の「ハンバーガーランキング100」では第40位。
→ # ロッテリアの絶妙ハンバーガー
# ファストフード ◆ ロッテリアの絶品チーズバーガー
# ファストフード ◆ ロッテリアのハンバーガー
# 003 ロッテリア