先日『GARAGE BURGERS CAFE』で紹介した滋賀・大津AUNTY-MEE burger(アンティーミーバーガー)のパイナップルチーズバーガー¥950にベーコン¥100をトッピングしたハンバーガーについて、詳しく触れることにします。以下、「だ・である」調に切り換え……(笑)。
滋賀・京都を訪ねたのは9月の中旬。肌に感じる湿度も気温も「夏の終わり」と言ってよい気候ながら、自然は季節の移ろいに素直なもので、比良の山肌は緑一色でなく、赤黒く枝葉の色の変わった所がチラホラと少なからず見られて、里の秋は山から下って来るのだということを感じさせる。
とは言え湖畔はまだまだ暑い――。
所謂「エアコン」設備を持たないAMBの新店舗は、窓から入り込む風と換気だけで室内の気温調節をしている。
中二階のようになっている高い位置に取り付けられた工場用のアルミ製扇風機を高速で回すと、下の窓から外気を吸い込み、天井窓から室内の空気を送り出す空気の循環が生まれ、この対流だけでもなかなか気持ちよいのだが、さらに店外、テラスの庇に付けられた「ミスト」を噴霧させれば、窓から吹き込む風がより一層涼やかに感じられるのである。
このミストノズルも、世の中に出回り始めた時期にいち早く取り付けた。
「最もAMBらしいバーガー」をリクエストしたところ、出て来たのがパイナップルチーズバーガー+ベーコンである。
バンズはオープン以来不変、地元唐崎「シャトン」製。約70g。「ふっかり」ないし「ぶっかり」とした大ぶりで、バターロールを弱くしたような甘味を持つが、邪魔はしない。
パティも不変、国産黒毛和牛100%。タマネギなどの「つなぎ」の入ったレギュラーパティと、つなぎ無しのクラシックパティとがある。サイズについてはメニューに書いてあるだけで4種類もある。今回食べたのは、つなぎ"あり"のクイーンパティ=4.5oz(約126.6g)。ケチャップ&マスタードを押し退けて味わえば、大変上質な肉であることがわかる。
実に複雑な味わいを醸すバーガーである。パイナップルの甘味とベーコンの塩味(えんみ)が代わる代わる現れ、交差し、常に味のバランスがどちらかに傾いている。
パイナップルは酸味弱め。一方のベーコンの塩気も強くはない。ケチャップがパインの甘味を誘発し、少しほろ苦いチェダーチーズが毎度特徴的な絡みを見せる。バーガー全体を見ればどの食材の色素も薄く、何かひとつが強力に前へ出て来るということもない。淡い色合いの集合である。
甘味と塩味の不均衡が面白い、シーソーゲームな一品。単調かつ平板な味に落ち着くことなく、食べ終わるまで飽きない。
§ §
ポテトフライ¥400は、店で生のジャガイモを切って揚げた自家製。皮付き。美味。ピクルスは¥0。
期間限定、9月のマンスリーバーガーは「茄子と南瓜とゴーダとパルメザン」¥1,000。初めての人にはまずはベーシックなモノから食べることをお薦めする。車バイクで行く方が楽だろうが、京阪石山坂本線の魅力もぜひ味わって欲しい。ちょっと"お出かけ"したい人にオススメ。
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# AUNTY-MEE burger [滋賀・大津] のQUEEN
# 146 AUNTY-MEE burger [滋賀・大津]
― shop data ―
所在地: 滋賀県大津市見世1-11-21
京阪石山坂本線 南滋賀・滋賀里駅歩10分 地図
TEL: 080-3761-8480
URL: http://www.cable-net.ne.jp/user/uncle-mee/AMB.htm
オープン: 2003年8月1日
* 営業時間 *
月〜土: 11:30〜22:00
日曜日: 11:30〜18:00
定休日: 水曜日(要確認)