京急電鉄は来る10月21日にダイヤ改正。京急本線・平和島駅〜六郷土手駅間、および空港線・京急蒲田駅〜大鳥居駅間が上下線とも高架化され、左記区間の踏切が全廃される。
大森町(おおもりまち)駅の踏切も来月20日をもっていよいよ廃止。これで改札を出てからLocofee(ロコフィー)まで、踏切に左右されず常時徒歩1分以内で行けることが確実になった。チェーンではない個人経営のハンバーガー専門店で、駅からのこの距離は稀に見る好アクセスである。
この夏場、入り口を開け放っていると、行き交う列車の停車音、発車音、通過音……いろんな"音"がよく聴こえてくる。姿こそ見えないが、この走行音は京急の○○系だとか、都営の××系だとか、きっと判る人には判るだろう。この状況、鉄道好きにはちょっとした"オアシス"に違いない。
そんなトレインビューならぬトレイン"サウンド"なハンバーガーショップにて、今宵はアボカドチーズバーガー￥1,050。お供に"夏の爽快シャワー!!"プラトニックソーダ￥320。
大森町第1踏切
相変わらずボテッと横に大きな、迫力のバーガー。手にした感じもズシッと重い。クラウン(上バンズ)が毎度自立しないで徐々に後ろにずり下がってゆく。
トマト3枚、レタス40g、チーズはチェダー、モッツァレラ、ナチュラルの3種。そんな中でアボカドは緑の発色こそ美しいが、もうひとつ目立たない。
例えるならば、映画自体は面白く鑑賞したのだけれど、「でもアノ俳優さん、どこで出てきたっけ？」という感じに近い。3種混ざったチーズのツルンとした口当たりの方がより目立っていたろうか。
なにしろ野菜が豊富過ぎるくらいに豊富である。特にレタスの量は多い。多くても構わぬが、それならそれでトッピングの効果がはっきり表れるよう、野菜に見合うトッピングの量を考えるべきだろう。
この豊富な野菜量を基準にしてその他材料の分量を決めてゆくのは、なかなかに難しいことだと私は思う。「野菜が多く摂れるからよい」と意見を言う人もいるかも知れぬが、それならハンバーガーでなく野菜サンドを食べればよい話。ハンバーガーと言うからには「肉」を基準に各量を考えてゆくべきだ。パティの肉をオージーからUSに変更したこのタイミングで、あらためて「肉」を中心としたバーガー全体の再設計を図るべきだろう。
パティのサイズは120g。脂がほとんど入らず、僅かにザラついた硬めな食感。肉の質自体はハンバーガーにふさわしいものと思うので、後は「肉」を活かす塩コショウの振りを決めてくれることを切に切に願うばかり。
バンズは90g。挟まる多量の食材を「しとっ」と包み込む感じ。サイドのポテトも付いてこの量このお値段は実に食べでのある、お得なバーガーである。とにかく野菜を積める限り積みまくった、積載量満点のバーガーサンドイッチ。
§ §
夜は抑えたライティングの店内にアーバンなコンテンポラリーやスムースジャズが流れて、意外なまでの心地好さ――こういう選曲の店は少ない。こうなるとハンバーガーに俄然アルコールを合わせたくなる。クールな夜が楽しめるハンバーガーショップ。
ちょうど先週からデリバリーを始めた。バイクに乗れるスタッフが確保できたらしい。土日を中心に来店数もますます好調！ 10月20日で踏切が無くなる大森町発、いま波に乗るハンバーガーショップだ。
→ # Locofee [大森町] のハンバーガー
# Locofee [大森町] のロコ パイナップルチーズバーガー
【スタンプラリー#06】 Locofee [大森町] のカラミティ・ジェーン・バーガー
# 283 Locofee [大森町]
― shop data ―
所在地: 東京都大田区大森西3-25-5 大森西ダイヤモンドマンション1F
京急電鉄 大森町駅歩0分 地図
TEL: 03-6423-0085
URL: http://ameblo.jp/locofee/
オープン: 2010年12月26日
営業時間: 11:30〜22:00(※月曜日〜15:00)
定休日: 火曜日(要確認)
