2012年07月29日

【二ッ目!】 WELCOME KITCHEN [新潟・越後湯沢] のアバランチバーガー




 2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震におきまして被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。

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 温泉地にしてスノーリゾート、雪国・越後湯沢に'11年4月におーぷんしたハンバーガーショップWELCOME KITCHEN(ウェルカムキッチン)の続き。

 ご当地南魚沼産の米粉をブレンドした自家製バンズに、夏の間は野菜も地物。店主大平さん夫妻が育てたものも一部使っているという、そんな店。ウィンターシーズンにはスキーヤー・ボーダーから圧倒的な支持を受ける。一日滑り終えて、極限まで腹を空かした彼らが大挙押し寄せハンバーガーにかぶり付く、"アフターナイン"な店として重宝されている。ゲレンデの利用時間が夜「9時」まで。

 そんなオオカミのようにハングリーな彼らに人気のバーガーがこちら、アバランチバーガー¥1,330。ベーコン・エッグ・トマトのB.E.Tバーガー¥1,030が成す白銀のゲレンデを、トッピングのチリビーンズ¥300が雪崩(avalanche)が如くに流れ落ちる、豪快無謀な一品。裏メニュー。

# 291 WELCOME KITCHEN [新潟・越後湯沢]
# 越後湯沢へ その2
# 越後湯沢へ その1
# また旅へ



 当初入る野菜はレタスのみだったのが、トマトとオニオンも「標準装備」するようになったのはB.E.Tバーガーの開発がきっかけという。


 エッグは目玉焼き。サニーサイドアップ。新潟産。上から黒胡椒が派手にかかる。ペロリと裾を広げたベーコンは、焼き込まずにやわらか。

 チリはポークチリ。レッドキドニーは良いとして大豆(soybean)は向う(米国)では使うのか。是非うずら豆辺りで。ピーマン、セロリはじめ野菜が豊富。チリと言うより野菜煮込み的。汁気が多い。パルメザンチーズの影響もあってイタリアンのミートソースのような印象も。辛味にチポトレを入れている。

 パティは豪州産の赤身肉に和牛の脂。つなぎ無し。通常120gだが今回特別かつ試みにやや増量。普段はグリルしているオニオンも生に変更。生のタマネギは肉を引き立てる薬味の効果を発揮し、バーガー全体の味に締まりが生まれる。


 パティについては増やした分、ふんわりとしたパティらしさが出て、通常サイズより食べやすくなった。

 エッグとベーコンをベースにした素朴な味わいの上に、雪崩が如くにチリビーンズがかかると、果たしてどんなグチャグチャなカオスが現れるかと思いきや、バランスをキープした中で味に賑わいが生まれる感じで、下品に墜さず。見た目の派手さと確かな食べ応え。ネーミングの秀逸。リゾートにふさわしい一品。


 バンズが米粉配合なら、こちらは小麦粉不使用、米粉を主原料に作った「チョコレートバナナワッフル」¥550。本当はもう少し上にいろいろと乗るのだが、ちょっと省略(笑)。

 現在、夜はお酒の店として半ば隠れ家的に機能しているが、昼はコーヒーとスイーツでくつろぐ、カフェ的な使い方で楽しめる。店内ドッグOK。

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 夏休みが終われば、秋は紅葉シーズン。ややあって年が明けた頃からいよいよ本格的なウィンターシーズンがスタートする。最も近いゲレンデまで数分という好立地。マックもモスも撤退した雪国に、この冬、ハンバーガーの新たな伝説を打ち立てることができるか――大いに期待したい。




# 291 WELCOME KITCHEN [新潟・越後湯沢]

― shop data ―
所在地: 新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢356-4 たまだやビル1F
     JR・北越急行 越後湯沢駅歩5分 地図
TEL: 025-775-7500
URL: http://ameblo.jp/welcome-kitchen/
オープン: 2011年4月1日
営業時間: 11:30〜23:00
定休日: 火曜日(※要確認)

2012.7.29 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 10:13 | TrackBack(0) | 【二ッ目!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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