2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震におきまして被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。
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明けて翌日――の前に『ロケみつ』って、知らぬ間に『ロケみつ ザ・ワールド』になってたのね? 当方は埼玉県入間市・武蔵藤沢(むさしふじさわ)駅周辺を放浪中。
そして明けて翌日――駅に連なるショッピングセンター内にあるネットカフェを出発して、西武池袋線に乗車。所沢で新宿線に乗り換えて本川越(ほんかわごえ)を目指す。
西武新宿線の終点、本川越駅。観光地蔵造りの町並みへはJR・東武の川越駅よりも近い。
と言うワケでズシリ重たい撮影機材を肩に食い込ませながら、気忙しく観光――時は鐘なり。
……と、歩くうち、実に見慣れたデザインが目に飛び込んで来た。これは寄らずにはおれない。
店の名は「カフェ エレバート」――ご存知、川越の地ビールCOEDO(コエド)ビール全5種類の樽生が飲める店。しかも蔵造りの町並みの中で。建物は市の指定文化財。気持ちよくないワケが無い! オーダーは青いラベルのピルスナー"瑠璃"。
さぁお待ちかね、本日最初の目的地にして本日最初の食事――川越の名店、ご存知「OATMAN DINER(オートマンダイナー)」。昨年秋の10周年記念パーティー以来9ヶ月ぶりの訪問。詳しい話は後ほど。
ひとしきり"大将"と話した後、行きは西武線、帰りはJR川越線で大宮方面へ。「OATMAN DINER」はJR・東武の川越駅が近い。
大宮で京浜東北線に乗り換えて、降りたるは浦和。西口は長期工事中で現在なお駅舎無し。
川越の蔵造りの町並みばかりを気にしがちだが、この浦和も中山道(なかせんどう)の宿場町・浦和宿だった古い町である。旧街道沿いには旅館や『若大将シリーズ』に出て来そうな古格な構えの割烹・料亭をはじめ、目を引く古い建物が今なお残っており、再開発に蝕まれつつも趣が感じられる。
そんな宿場町の名残りの間を抜けて訪ねたのは幹書房様。私と新井由巳さんによる共著『THE BURGER MAP 首都圏版』を出版した、お世話になっている出版社である。編集の大野さんと小一時間、情報交換など。
思わず目にとまった石像・浦和うなこちゃん。浦和はうなぎの蒲焼発祥の地であるという。
そう、浦和でも川越でも、毎度こうして土地の名物を食べ損ねているのである。折角だから「何か和の物でも食べようか」とも思ったのだが、うなぎ高騰の折でもあり、今回も思い留まって先を急ぐことにした――。
京浜東北線に乗って次は川口……と来れば、これまたお目当てがどこか、駅名だけで判りそうなものである(笑)。
予想に違わず、まずは「Tity Diner(ティティダイナー)」。日本で唯一小上がりがあるハンバーガーショップ(笑)。
"まずは"と言うからには"次"がある。川口でハンバーガーのハシゴ、続いては名店「BROZERS'」のエース"ケンさん"の店、「FEEL BURGER(フィールバーガー)」。
ところが店の前まで行ってみると、外の明かりが落ちている。閉店時刻を既に回っていたのである。なので↑画像は昨秋訪ねたときのものを使用。中に入ると、ケンさんは既にグリドルの片付けを始めていた――。
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だがしかし、ココから義理堅いケンさんと私とによる"残業"タイムが幕を開けたのである。家へ帰り着いたのは午前1時過ぎ。夜9時過ぎから人に会うのは億劫だが、ハンバーガーならその時間からでも幾らでも立ち向かえる。折角川口まで来たのだし、詰め込めるだけ詰め込んで帰宅の途に着いた。
というワケで今回訪ねたのは以下5店。6バーガー。
B.B.B. [国分寺]
BUKOWSKI [埼玉・武蔵藤沢]
OATMAN DINER [埼玉・川越]
Tity Diner [埼玉・川口]
FEEL BURGER [埼玉・川口]
さぁ、記事アップ――どの店から行きましょう? (つづく)
2012.7.3 Y.M