2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震におきまして被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。
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また埼玉へ――行程を先にざざっと。
まずは八王子(はちおうじ)へ。ここからJR八高線(はちこうせん)に乗り、途中の高麗川(こまがわ)で川越線に乗り換えれば、川越(かわごえ)へと達する。川越と言えばアノ店。八高線の東福生(ひがしふっさ)で降りれば、かつて訪ねた「DEMODE DINER」へ行くことが出来る。
しかし今回はそっちへは行かず、中央線に乗って上り・新宿方面へ。
着いたるは最初の目的地国分寺(こくぶんじ)。この駅に何があるのかと言うと……。
2010年11月1日にオープンした店、「B.B.B.(ビービービー)」。詳しい紹介は後ほどにして先へ進む。
すぐ近くに、かの"ハンカチ王子"を輩出した早稲田実業。ちなみに国分寺のもう一店、「B.B.B.」にとっては大先輩に当たる「CATOOYA」は昨年閉店したとの情報を得た。
滞在4時間、さてここからどうするかと言うと、「カラミティ・ジェーン」の折に言っていた、例の"こんな行き方"の実践編――西武線に乗る。
国分寺駅から西武線は国分寺線と多摩湖線の2線が出ており、いずれに乗っても人生初の乗車だったのだが、迷った末に国分寺線に乗ることにした。
途中こんな駅名を見……。
人生初乗車ゆえよく解かっていなかったのだが、この西武国分寺線にさえ乗っていれば、そのまま真っ直ぐ美しく所沢へ、そして本川越へ行くものと思っていたところが、東村山で国分寺線を降りて(国分寺線の終点)、階段を昇り降りして新宿線に乗り換えないことには所沢より先へは行かないことが乗ってみて判明した。なんだ……東村山と所沢って、たった一駅なんだけどな。乗り入れないのか。
そんな次第で新宿線に乗り換えて一駅、所沢で今度は池袋線に乗り換え……この一駅単位の乗り換え――しかも連絡階段を必ず昇降せねばならない――この辺りは実に煩わしい。
そして池袋線に乗ること4駅、武蔵藤沢(むさしふじさわ)なんて駅に着いたりすると、どこの店へ行くか言わずもがな、駅名だけで判ってしまうのである(笑)。というワケでこの日の2店目は、ご存知「BUKOWSKI(ブコウスキー)」。オーストラリア人アーロンさんの店である。
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ランチタイムも営業してはいるが、基本は夜の"お酒の"店なので、夜訪ねて、本来なら家へ戻る終電の制約があるところを、今夜は帰りの時間を気にせず……と言っても0時を少し回った程度で退散したが……積もる話を心置きなくアーロンさんとした後、郊外の静かな夜道をテクテクと歩いて、同駅付近のインターネットカフェへ。ネットカフェ一泊の料金と往復の交通費は大体同じくらい。往復の時間を考えれば体を休めた方が利口である。
と、こんな感じで一日目が終了。明けて翌日――。 (つづく)
2012.7.1 Y.M