2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震におきまして被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。
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前回の続き――あ、そう、数も増えて来たので、新たに「チキンサンド」なるカテゴリーを設けました。「サンドイッチ」であって「ハンバーガー」ではない、チキン系のメニューをココにカテゴライズして扱います。
という次第でマクドナルドのトマトビッグチキン￥390。6月5日販売開始の期間限定。
このビッグチキン。マックの全サンドイッチメニューの中でも"上位"に位置するサンドである。同じく「ビッグ」と名の付く「ビッグマック」と同等なポジションにあるかも知れない。値段の上では「ビッグマック」￥320に対し「ビッグチキン」￥350。ビッグマックを上回っている。本記事作成時点、サンド単品で最高額は「ダブルクォーターパウンダー・チーズ」の￥490。次が「クォーターパウンダー・チーズ」￥360。そして「ビッグマック」￥320。この間にトマトビッグチキン￥390と「ビッグチキン」￥350が割り込む格好。
メニュー情報。説明文もそのまま転載する――「チキンパティは、外はサクサク、中は肉汁があふれるジューシーなモモ肉を使用。そして、ふんわりバンズでサンドするのは、カリっとしたベーコン、とろけるモッツァレラチーズ、フレッシュなレタスとオニオン。それらがサワーソースでまとまり、豊かなハーモニーを奏でたリッチな味わいが特徴の『ビッグチキン』に、トマトも加わり、さらにビッグな美味しさを味わえる一品です」。
値段にふさわしく背の高さもあって、包む紙も立派。こういう感じの見映えのするメニューというのも、マクドナルドになかなか無かったように記憶する。しかしコショウ辛いなぁ〜。喉にヒリヒリ来る辛さ。味の濃さ。コレほぼ全て、衣の味付けである。
意外と潰しの効かない味をしたチキンに思われる。他の食材を押しのけて、サワーソースも何も突き抜けて、スパイスの味が一等辛い。いろいろな材料と合わさっておいしくなるチキン、バンズに挟まることでよりおいしいチキン――と言うのともまた違うように思う。チキン単体で十分に味が成立している。いや、別にソレが悪いというワケではない。
さぁそこへトマト――。うまくトマトがある部分に当たると、それなりな絡みを見せる。ただやはり衣の味が強いため埋もれがち。「釣り合ったおいしさ」という感じはしない。衣やオニオンの食感の好さについては前回の通り。サワーソースの味がまた強烈。
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見どころの多い、魅力の多いサンドだと思う。食べている最中はなかなかの手応え・食べ甲斐、手にもそれなりの質感・重量が感じられて満足だ。
しかし食べ終えてみると「ずいぶん無茶なモノを食べたなぁ」と、ふと我に返るような瞬間がある、力技なチキンサンド。「じゅくっ」とした鶏モモ肉の、ないし「ちゅるん」とした鶏モモ肉の食感に一瞬「おーっ？！」と思うのだが、でもよくよく味わってゆくと……ま、最後は各人の好みである。前回同様、食後が重たい。重たい理由は肉にある。
さてそうなると、カテゴリーも新設したことだし、「本家」に行っておかねば――という気になってくる。それが次回！ (つづく)
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2012.6.25 Y.M
