2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震におきまして被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。
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さてそんな次第で、大井町TRUST SALOONでひとバーガーやった後、そつの無い移動をして京急線・大森町(おおもりまち)のLocofee(ロコフィー)へ。今夜のふたバーガー目をどうしようかと店主宮川さんに問いかければ、なんと「肉を変えた」と始まった。評判も上々であるという。
以前は豪州産であったものを、USビーフに変更した。
脂分はほとんど無い。「今のはソースが要らない。塩コショウだけで十分」と宮川さん。ロコフィーのハンバーガーと言うとBBQソースかチリソースか、2種類のソースから選べるのが特徴のひとつにもなっている。それがどちらも不要であるという。なので今夜は最もシンプルなハンバーガー¥800を。ソース無しで。ポテト付。相変わらず横に大きい。
決して強烈ではないが、赤身くさい味と臼歯で擂り潰すような食感が印象的な新パティ。上質な肉という感じではない。だからこそハンバーガーという食べ物に合っている。場所により「クリクリ」とした食感の部分もあり。さらにこの肉を引き立てる、パワーアップさせるシーズニング使いがあってもよいだろう。
そうなると、前回私が「ベジフル」と評した、その野菜とのバランスも問題となって来よう。やはりトマトは3枚、レタスも豊富だ。この辺りの量の多さと「肉」のアピールをどうとるか――バーガー自体の設計変更にもつながる、大きな話である。オニオンは生のスライス。
もうひとつはバンズだ。生地に付けられた甘味を私は少し余計に思っていたのだが、「肉」らしさを強調する上で、やはりこの甘味は肉とぶつかる。裏表をしっかり焼き込んでも、もうひとつパリッとせず、「ふにゃっ」とソフトな部分もあるバンズなので、これを機にもっと「食事」に合うパンに変わればと期待している。
タルタルと微量を忍ばせたケチャップにより、かぶり付いた一口目は甘い酸味が利いていて食欲をそそる。それが食べ終わる頃になると肉が残って、その存在が強調される。なので食べ終えた余韻は「肉」である。その辺りの食べながらの味わいの変化もまた一興。
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肉の産地を変えた直後の、まだ試作的な段階のバーガーだった。感触を掴みつつ、これから短期間のうちにぐんぐんと、さらによくなってゆくことと思う。ご常連様はその日々の変化を楽しみ、以前行ったことのある人は久しぶりに訪ねて、前回との大きな変化を楽しむとよいだろう。変化し続ける店、ロコフィである。
さてそして、大井町から大森町へと2店を回った当夜のお帰りは……大森町から京急線で京急蒲田駅まで。駅間850mを歩いて東急の蒲田駅から東急多摩川線に乗って住いの方面へと帰った。どう向かっても帰っても、乗り継ぎの多い一帯である。
→ # Locofee [大森町] のロコ パイナップルチーズバーガー
【スタンプラリー#06】 Locofee [大森町] のカラミティ・ジェーン・バーガー
# 283 Locofee [大森町]
― shop data ―
所在地: 東京都大田区大森西3-25-5 大森西ダイヤモンドマンション1F
京急電鉄 大森町駅歩0分 地図
TEL: 03-6423-0085
URL: http://ameblo.jp/locofee/
オープン: 2010年12月26日
営業時間: 11:30〜22:00(※月曜日〜15:00)
定休日: 火曜日(要確認)