2011年3月11日金曜日に発生した東北地方太平洋沖地震におきまして被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。
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カラミティ・ジェーン・バーガー以来の東京・吉祥寺(きちじょうじ)、gem's burger(ジェムズバーガー)。11種類あるバーガー(類)メニューの中から、迷った末、本日はジェムズチキンバーガー\1,100。
スタンプラリーの折に行き方を何度かご紹介したが、吉祥寺には中央線で新宿から、そして
京王井の頭(いのかしら)線で渋谷から行くことが出来る。↓の画像はiPhone 3Gの"裏"みたいな井の頭線1000系車両。
駅北口は一大アーケード商店街。サンロードは昨年2011年が誕生40周年だった。マクドナルドと同い年。
そんな駅前繁華街から歩くこと十数分、成蹊学園の目の前にコノ店。ジェムズチキンバーガーは国産鶏もも肉をミンチしてパティに成形。フィレ(切り身)でなくビーフ同様に"パティ"。サイズもビーフに同じく170g。つまり国産鶏もも肉100％パティ170gを使ったバーガー(厳密にはサンドイッチ)。
その自家製チキンパティ。日本の食べ物で言うならつくねのようなことになるワケである。本邦では鶏のつくねにさえネギや卵などの「つなぎ」を入れるが、このジェムズのチキンパティはつなぎ無し。グリルする際に塩コショウと少量のオレガノを振る程度のシンプルな味付けである。
ビーフと比べるとはるかにクセの少ない肉であるだけに、食べ始めはあまりチキンの有り難味は分からないが、食べるうち徐々にその穏やかな旨味が利いてくる。口の中に入る瞬間のユル〜い塩味と肉の味。そのゆるやかな味の間をレッドオニオンの辛味がピリッ！と刺し貫く。
ミンチと言うよりチョップに近い肉粒の粗さ。パティ表面のやや突っ張った感じも特徴的。コゲの苦味に最も鶏らしさを感じる。揚げ鶏も蒸し鶏もよいが、鶏はやはり焼き鳥である。
目の詰まったやや重た目なバンズが好サポート。表皮を指で押すと、ズンと沈み込んだ後、ゆーっくりと時間をかけて元の状態に戻る、あくまで鈍い生地の反応。「サンドイッチ的な」性格の強いバンズと言ってもよいかも知れない。ミルキーな甘さあり。
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鶏肉の甘い余韻がよい。コノ店らしくあくまで肉そのものの持つ旨味を味わうメニューであって、某Mのナゲットのようにバーベキューソースやらマスタードソースでも付けようものなら途端に吹っ飛んでしまう、実に繊細な肉本来の味を舌の上で転がして味わう、そんな一品。全てを調味料で解決しようとする人には正直向かない。
正確にはハンバーガー(＝ビーフパティを挟んだもの)ではない。アメリカ人に聞くと、チキンバーガーは「チキンバーガー」であって「ハンバーガーではない」という意見が多く返ってくる。以後もこの認識で。
→ 【スタンプラリー#14】 gem's burger [吉祥寺] のカラミティ・ジェーン・バーガー
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# 263 gem's burger [吉祥寺]
― shop data ―
所在地: 東京都武蔵野市吉祥寺本町4-26-16 ライオンズマンション吉祥寺1F
JR･京王 吉祥寺駅歩15分 地図
TEL: 0422-36-5022
URL: http://www.gemsburger.com/
オープン: 2011年4月4日(プレオープン: 2011年3月3日)
営業時間: 11:00〜23:00
定休日: 水曜日(要確認)
