3月11日金曜日に発生した東北地方太平洋沖地震におきまして被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。
§ §
2月4日の公演初日に向けて都内某所で只今舞台稽古中。湖月(こづき)わたる主演の音楽劇との異色のコラボレーション、音楽劇"CALAMITY JANE"×"HAMBURGER STREET" ハンバーガーショップ&ダイナー スタンプラリー。
参加30店が提供する30種類のスタンプラリーオリジナル「カラミティ・ジェーン・バーガー(以下「C.J.バーガー」。詳細こちら)」をご紹介中ですが、今日はちょっとお休みしまして、舞台が楽しみになる予備知識編――。まずは1953年に公開された『カラミティ・ジェーン』について軽〜くご紹介。ホントに軽〜く。今日はサラッと……。
参加30店の臨時休業・売り切れ等の営業情報は公式Twitterでご確認いただけます。どうぞご利用下さい。
→ 参加全30店◆「カラミティ・ジェーン・バーガー」
「カラミティ・ジェーン・バーガー」とは?
音楽劇 『カラミティ・ジェーン』 | 梅田芸術劇場
1953年の作品『カラミティ・ジェーン』はドリス・デイが主人公ジェーンを演じたミュージカル映画です。「彼女の人気を不動のものにした」と評されるヒット作。西部劇と言うよりもロマンチックコメディに近い、明るく陽気で健全なストーリー。激しくドンパチやったり、血が流れたりということがメインではありません。
この作品におけるジェーンは「カラム(calamity の略)」と呼ばれ、快活な少年のような扱いと存在感。しかしさすがはドリス・デイ、美しくも力強い歌声とキレのある踊りを随所に披露します。
お相手ワイルド・ビル・ヒコックにはこれまた健康的なハワード・キール。大都会シカゴと中西部のド田舎デッドウッドの比較などは、当時のアメリカを知る上でちょっとお勉強になります。
ドリス・デイが劇中で歌う「秘めたる恋(Secret Love)」はアカデミー歌曲賞を受賞。アレ?どこかで聴いたメロディだな……と思ったら、ジョージ・マイケルが『Songs From the Last Century』で(毎度ながら)オリジナルに勝るとも劣らぬ名カヴァー&名アレンジを聴かせています。
もう一作、『ワイルド・ビル』。こちらはワイルド・ビル・ヒコックが主人公の映画。制作年はぐっと下って1995年。現代的解釈および演出による西部劇です。ある意味近年の大河ドラマ、『龍馬伝』みたいなタッチを思っていただけると近いかもわかりません。晩年のワイルド・ビルを描いたと言うか、もっと言うと「ワイルド・ビル 最後の○日間」的ストーリーの作品で、『カラミティ・ジェーン』と比べるとハードなタッチ。監督が『ストリート・オブ・ファイヤー』のウォルター・ヒルと聞けば「なるほどね」という感じ?
主演は2009年にアカデミー主演男優賞を受賞したジェフ・ブリッジス。ジェーンはエレン・バーキンが演じています。
まぁまぁ、どちらを観ても当時の様子、衣装、生活、時代背景……勉強になります。
§ §
日本で言えば幕末から明治維新にかけての辺りの話ですから。今から130年以上昔の遠くアメリカ大陸のお話を、果たしてどう描くのか、どう演じるのか……楽しみでしょ?楽しみですとも!! (つづく)
2012.1.16 Y.M