3月11日金曜日に発生した東北地方太平洋沖地震におきまして被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。
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6月18日発売、力業の「ハンバーガーランキング100」が載る月刊誌『MONOQLO (モノクロ) 2011年8月号』では過小評価――もっと評価されてよいと探求家としては思う一品、マクドナルドのダブルクォーターパウンダー・チーズ単品¥490。
ランキング22位。以前も書いた通り、マクドナルドで「肉」を食べたいならコレ! クォーターパウンダーのビーフパティ(約113g)がダブル、2枚、すなわち225gで490円というのは冷静に考えて、安い……いや、安過ぎる。
レギュラーパティ(約45g)×2枚では味わえないビーフの味わいと迫力。コレを食べると「ハンバーガーって牛肉の食べ物なんだね」ということが再確認出来よう。
113gパティを2枚重ねたとき初めて発揮される"ビーフらしさ"とは……まずそのニオイ、そして食感というこの2点を挙げておこう。噛みやすく、歯切れが良い。
クォーターパウンダー用のバンズはセサミ付き。パティと直径は一致せず、バンズの方がひと回り小さ目。つまりバンズからパティが外にはみ出すような設計なのだが、↑冒頭の写真のように左端で揃えてしまっては意味がない。まんべんなく四方均等にはみ出さな。
あと、レギュラーのハンバーガーとの違いは、オニオンの切り方。レギュラーは細かくミジン、クォーターパウンダーはザクッと大きくカットしてある。オニオンとビーフの相性については今さら触れるまでもない。
ランキングで評価が低い理由は、野菜の少なさ、栄養バランスの悪さ。"肉を楽しむ"ためのバーガーに、果たして野菜は必要か……いやいや、入っていても別に良いだろう。コレにトマトとレタスが加われば、どんなにおいしいことか――とは私も素直に思ったことである。
しかしだからと言って、何でもかんでも挟めば良いというものでもない。モノには加減や適量がある。「野菜をふんだんに挟みましょう!」ということソレ自体が目標のようになってくると、趣旨がだいぶ変わってきてしまう。主役たる肉との関係は、最優先に考えられねばならぬことである。
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やはり一番ハンバーガーショップらしいハンバーガーショップなのである。マクドナルドは。チキンを食べさせる店でも、エビ食べさせる店でもない。バンズの間に牛肉のパティを挟んだ、「ハンバーガー」が食べられる店として、もっと評価されて良いと思う。
そこで次回は、マクドナルドで「肉っ!」を味わうのに、本当にクォーターパウンダーパティが2枚も必要なのか――ランキング32位に沈んだあのバーガーを味わいながら再検証してみたい。 (つづく)
晋遊舎 『MONOQLO (モノクロ) 2011年8月号』
出版社: 晋遊舎
価格: 680円(税込)
発売日: 2011年6月18日
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