3月11日金曜日に発生した東北地方太平洋沖地震におきまして被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。
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雨の季節に"rainbow"......花の"谷根千"、東京は文京区千駄木、団子坂の途中の虹台所 Rainbow Kitchen(レインボーキッチン)にて、今宵はちょっと「乗せ物」系でエリンギのソテーとモッツァレラチーズバーガー¥1,365。
この夜はレインボーキッチンの前に1軒……いや2軒(笑)、ハシゴをしている。
1軒目は神田司町のWINE BAR「手豆や」。こちらでスパークリングワインを傾けつつ、オーナーとお話――色気のない写真でスミマセン。しかも銘柄失念……確かイタリア産だったような。
2軒目は「手豆や」の数十メートル先、神田多町のビアバー「THE Jha BAR」。4月につくばへ一緒に行った、そしてその反省会をした店。毎度おなじみビールのお師匠Xeno氏と合流。
飲んだのは「Schlenkerla Rauchbier(シュレンケルラー・ラオホ)」の「メルツェン」の樽生……ビールだって覚えるの難しい(笑)。
「ラオホ(ドイツ語で煙を意味します)と呼ばれる燻製ビール。『麦芽を3年寝かせたブナの木で燻(いぶ)す』という独特な醸造工程を用いることにより、 ビールにスモーキーな香りと味わいを生み出しています」という燻燻とスモーキーこの上ない一品。なのに飲みやすい!
そして3軒目がレインボー。Xeno氏に促されるままラフロイグのソーダ割り¥945。THE Jha BARで飲んだシュレンケルラー・ラオホに続き、コレまた実にナイスなスモーキーフレーバー! 店をまたいでなお、みごとに繋がったストーリーという感じですな。更けゆく夜に、クールなジャズをBGMに聴きながら飲める店も貴重。
で、バーガー。
印象は基本変わらず、肉は産地不定の国産牛110g。強めに焼き込んであることもあり、前回同様やはりポロポロ・ぱらぱらと「そぼろ」のようにほぐれる、硬い肉質。焼き塩でふんわりとした味付け。
毎度おなじみ、表皮(クラスト)に角の突き立ったバンズは、生地が「メシッ」と重めで目がよく詰まり、弾きが「もっちり」と強烈。やはり「TRUST SALOON」の自家製牛乳バンズを彷彿とさせる。この噛み締める食感が肉の噛み応えともよく合っている。バンズ内側のコゲがパリパリと、生地の重たさとは好対照なアクセントに。
エリンギは「しめじチーズバーガー」やトラサルの「松茸バーガー」以上に、ひとえに食感命! 「ぷりぷり」「ぷちぷち」とした歯応えが最大のポイント。合わせたチーズがモッツァレラという辺りが、コノ店らしい好選択。薄く伸ばしたお餅のような存在感。
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コノ店らしいと言えば付け合わせのピクルス。思い切り甘〜いのである。その甘さがむしろ塩味を引き立てるのである。みごとな計算である。
何と言おうか……日本的な、料理の趣向を巧みに凝らしたバーガーを、けれん味なく、気負わず、カッコつけずにリラックスしてやっている――そんな店である。それでいて土台たる「ハンバーガー(=パティ+バンズ)」の部分が確かなので、ブレない。
→ # Rainbow Kitchen [千駄木] のハンバーガー
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# アボカドバーガー ◆ Rainbow Kitchen [千駄木] のアボカドバーガー
# 072 RAINBOW KITCHEN [千駄木]
― shop data ―
所在地: 東京都文京区千駄木2-28-7 北川ビル1F
東京メトロ千代田線 千駄木駅歩2分 地図
TEL: 03-3822-5767
オープン: 2003年2月10日
* 営業時間 *
平日: 17:00〜23:00LO
土曜: 11:30〜23:00LO
日祝: 11:30〜20:00LO
定休日: 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌火曜日休)