3月11日金曜日に発生した東北地方太平洋沖地震におきまして被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。
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昨秋峰屋さんとアメリカへ行く算段をして以来の、新宿三丁目Brooklyn Parlor(ブルックリン パーラー)。この夜はGood Music Parlor……「火曜の夜はブルックリン・パーラーへ。トップDJたちの“Good Music”で贅沢なひとときを」。
お酒・お食事のBGMにDJがお皿を回してくれるチャージフリーの恒例企画。この夜のDJは「日本が世界に誇る、『レコード番長』」須永辰緒さん。管入りのカルテットないしクインテットものを中心ににぎやかなジャズナイトを演出。この広い店内がほぼ満席の大盛況でした。
"元祖"ブルックリンラガーのドラフトが飲める店です。常陸野ネストビールのホワイトエールとシードル(サイダー)、ストロングボウも樽で飲めます。
メニューに小幅な変更点。ハンバーガーは1種類になり、あとはすべてトッピングで……という合理化が図られました。というワケで今宵はハンバーガー¥1,260にベーコン¥210とチェダーチーズ¥210のトッピング、締めて¥1,680。
以前より輪を掛けてエチゼンクラゲのようなヌボーッとした見た目に。迫力が増しました。このシュレッドしたオニオンの量! レタスの量も変わらずふんだん。
こちらもベーコンは自家製。色白のベーコンはロースハムに近い製法で作ったもの。塩加減適当、あまり焼き込まず、かなりな厚切りで「ぷよっ」と豊かな食感。これがマスタードと合う! さらにオニオンと合う!さすが豚だけに合う!
マスタードが只者ではなかった。フランス産だという……いえ、フレンチマスタードではなく、フランス産。しっかり味がするが、でもシャープで繊細。クラウン(上バンズ)の裏にはトマトペースト。「イタリア風な味」と言えばわかりやすいか。ケチャップだと酸味甘味が直接的でベターッとしてしまうところだが、このペーストはゆるやかに旨味を添えてくる。
厨房拡張につき、パティもついに自前で挽くようになった。なので俄然おいしさアップ。この感じなら肉そのままでも味わえるおいしさと見た。次は極力シンプルに味わってみたい。
焼き餅のように垂れ出すチェダーチーズ2枚は、ザラッとした舌触りと濃いミルク感を醸し、酒種天然酵母バンズが、言うなれば「ごはん(白米)」のようなおいしい甘味を発揮して、バーガー全体が実に食べやすい。
これだけ派手に豪勢に盛り付けられれば迫力満点、見どころ満載、存在感も十分あって、そしてお腹もいっぱい! 俄然「スペシャル」な様相を呈してきたのでありました。いい感じ。
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これだけ雰囲気好くって、オシャレで、話題性もあって……となれば、別に今のままでも良さそうなものを、それでも「さらに上」をめざす、厨房の意欲がヒシヒシと伝わってくる一品。
次回は(それもそう遠くない将来)、トッピング無し、野菜もあまり挟まずで自家製パティのおいしさを味わってみたく思います。もちろんおいしいドラフトビールとともに。
→ # Brooklyn Parlor [新宿三丁目] の
ブルックリン ブルーチーズ バーガー
# 223 Brooklyn Parlor [新宿三丁目]
― shop data ―
所在地: 東京都新宿区新宿3-1-26 新宿マルイアネックスB1F
東京メトロ・都営地下鉄 新宿三丁目駅C4口徒歩1分 地図
TEL: 03-6457-7763
URL: http://www.brooklynparlor.co.jp/
オープン: 2009年9月18日
営業時間: 11:30〜23:30 (LO ランチ14:30、ディナー23:00)
定休日: 不定休(要確認)
2011.5.10 Y.M