3月11日金曜日に発生した東北地方太平洋沖地震、ならびにその後も起き続ける余震におきまして被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。
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前回予告していたのですね、「次回はさらにシンプルを極めますか」と。その通りを実行してみました。バーガーキング。その折触れたように、"WHOPPER"のメニューの隣に"GRILL"という一群がありまして、その中から、さらにシンプルを極めるべくハンバーガー単品¥150。
再上陸からもうすぐ4年――。新宿アイランドタワーで催されたオープニングセレモニーに、私も「群集の一人」として参加しましたよ。あれから4年……。
店舗は今年5月現在、東京22店、神奈川7店、埼玉4店、千葉4店。計37店はすべて関東・首都圏。滋賀県は琵琶湖の「AUNTY-MEE burger」さんが10年越しで切望する関西進出はいまだ叶わずですね。その点「T.G.I. FRIDAY'S」の方が、1店きりとは言え、京都三条店を'09年にオープンさせてます。
このバーガー最大にして最高の見せ場はひと口目――かぶり付いたときの「一瞬」にあります。バンズからパティから、上から下まで一気に「サクッ!」と噛み切れる、この歯切れの好さ! でも見せ場はそこまでかな(笑)。
パティは2.2オンス、約62.5g。水気・脂気の少ない肉を、それでも地味ぃ〜に味わうかな……と思っていると、ケチャップとマスタードが"邪魔"してくる(笑)。
ケチャップは酸味より甘味。ミョーに甘さの気になるケチャップが、↑ご覧の通りなかなか景気よくかかっていて、除けようの無い状況。肉自体の味わいが弱いので、あとはケチャップ、マスタード、ピクルスぐらいしか味らしい味が無いのである。無い味をケチャップやマスタードで創り出すというのも無理がある。
調味料というのは、味が「足りなかったら足す」という、あくまで補助的な役回りなものであって、ソレ自体を味の主役に据える食べ方というのは、個人的にはあまり好きではない。
いえ、そういう食べ物だって世の中多々ありますよ。「ソース焼きそば」とかね。どちらかと言えばハンバーガーも、その「ソース焼きそば」の類に属する食べ物ということになるのか。私が日本人だから不要に思えるのであって、アメリカ人にとって「ハンバーガーにケチャップ」は必要欠くことの出来ないものなのか……。
一方、ハンバーガー発祥の店のひとつとして知られる、アメリカ東部コネチカット州の"Louis' Lunch"は、店内に「THIS IS NOT BURGER KING」と大書され、ケチャップ禁止の標識が掲げられていることでも有名。こちらですね。つまりどうやら、アメリカ国民・二億総ケチャップ――ということでもない"らしい"と。
習慣的に絶対かけ「ねばならない」ものなのか、それとも必要に応じて適宜かけるべきものなのか……アメリカのケチャップ事情について、遠く日本で思いめぐらせていたとて埒の明かない話ではありますので、そろそろ元に戻りましょうか……。
オープン当初の強烈なスモークフレーバーは何処へ? 当時と比較すると、今はずっと自然な風味。バンズはどうしてもパサつくものの、その色合い、ツヤ、形、いずれも好みである。すこーし濃いキツネ色ぐらいのね。不自然さの無い辺りが好感。
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マクドナルドの「ハンバーガー」は¥100マックのメニューでしたか。150円のバーキンとは50円の差……そうすると、まだ「なにがしか」の味がするだけマクドナルドの100円バーガーの方に分があると言わざるを得ない……気がいたします(笑)。
やはりマックはキングより強し、となるのか――。 (つづく)
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