3月11日金曜日に発生した東北地方太平洋沖地震におきまして、被害に遭われた皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。
4月2日発売の『モノ・マガジン』2011年4月16日情報号にて一文書かせていただいております。
誌名の通りの「モノ」を扱う雑誌が、めずらしくフードの特集です。題して「ファストフード、マジうまいっす!」。
ハンバーガー、ホットドッグ、そしてなぜか「焼き鳥」という異"食"の顔合わせで、ハンバーガーショップは都内8店+1店が紹介されています。
8店の選定や取材はモノ・マガジン側がおこない、私は特集冒頭の文章のみ担当しました。「ハンバーガーはこんなにすばらしい食べ物なんだ!」ということをお伝えする、いつもながらのお役目を一生懸命させていただいた次第です。
特に今回は、1個1,000円するプレミアムバーガーに馴染みのない読者も含まれるかと思い、そうした方々に向けた説明を心がけましたつもりです。
8店はまぁ王道と言いますか、手堅い選び方です。当初は10店の取材を予定していたそうなのですが、震災による影響から(取材当時)、2店が取材できなくなったと聞いています(あ……2店抜けたのがあのページか)。
写真の撮り方がユニーク。さすが普段「ブツ撮り」に命を懸けている雑誌だけあります。写真に力があるんですよね。
写真だけでなく切り口自体が、料理系の雑誌や総合誌などが取り上げるのとは、またひと味違うものであるように感じます。そもそもが「モノ」のひとつひとつに迫り、掘り下げてゆくような雑誌ですからね。
そこまでコマゴマした特集にはなっていませんけれど、あまり大仰に広げ過ぎずに、几帳面にカッチリとまとめた、テーマにブレのない特集です。
そうした「別角度」「異分野」からの視点が加わるほどに、ハンバーガーはさらにさらに面白くなってゆくのではないかと期待されますね。むしろこうした食"以外"の分野へのアピールを今後盛んにしてゆきたいところです。
面白いのはピクルスの専門店が出て来たり、シカゴのホットドッグ店が紹介されていたり、なかなか読み応えのある、と言うか、「読ます」特集に仕上がっています。
そして文字通り「トリ」を務めます(あ、まさか←ソレそのまんまの台割り意図なのか?)、「意外過ぎる」焼き鳥特集! またこの焼き鳥の撮り方が秀逸! 実に「肝」の据わった撮りっぷりで――。
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私は本当に今回、自分のパートだけを仕上げた感じなのですが、出来上がって本編と合わさってみたら、なかなか面白い特集で良かったぁ〜という感想です。本編のパワーに負けていない序文になっていれば良いのですが――。
で、この記事中では計4店の写真だけを使いましたが、のこり4店ははたしてどこなのか……。どうぞ4月2日発売の『モノ・マガジン』2011年4月16日情報号でお確かめ下さい。詳細は下記URLで。
2011.4.1 Y.M