3月11日金曜日に発生した東北地方太平洋沖地震におきまして、亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被害に遭われた方々に心よりお見舞いを申し上げます。
昨日の首都圏ハンバーガー店6店の状況に続きまして、今回の地震で大きな被害を受けた、茨城県つくば市のHi-5 BURGERS(ハイファイブ・バーガーズ)が営業を再開した情報です。
本郷の「FIRE HOUSE」、埼玉は川越のご存知「OATMAN DINER」の立ち上げメンバーとして活躍された片平さんが、2006年、地元茨城にオープンしたお店です。
つくばエクスプレスつくば駅からつくバスで25分。左の写真は2007年3月に訪ねた際のものです。
店自体はテクノパーク桜という造成された工業団地の一角にあるのですが、つくば駅からの道中はこんなのどかな田園風景の中を抜けて行きます。
3月11日地震の折は、電源だけ切ってスタッフ数名とすぐに建物の外へ避難。その後も大きな余震が連発し、ようやく店に戻ってみたところが、中はグチャグチャでした。
総重量100kgもする自慢の鉄板が、この揺れでズレ動いて台から落ちかかり、床は油浸し。瓶の類はみな落ちて割れ、その他店内の損傷激しく、営業不能。
なので11日から19日まで9日間を休業し、復旧・補修作業に当てました。閉めている間も、安否を気遣う電話が多くかかってきたそうです。
「ついでに」とのことで、壁とテーブルの色を思い切って変更。明るいレモン色から、ライトシアンのぐっと落ち着いた店内に気分一新。
メニューも大幅改革。とにかく「続けることがいちばん」と判断。継続を優先させてスタイルを変え、でも質は落とさず――をテーマに、限られた労働力で今までと同じ質の商品が提供できるよう、セルフサービス方式にガラリと変更しました。「あまりの変わりように戸惑うお客さんもいるでしょうが、これが、今ハイファイブに出来る精一杯の提案です」と片平さん。
地震の翌日12日には、店のオモテでハンバーガーとスープ合計60食分を、なんと100円で販売して大好評！ ハンバーガー版の「炊き出し」ですね。
昨日のキャッスルロックさんの話を片平さんにしたところ、「グルメバーガーが日常に浸透する、第一歩になるのではないか」と高く評価しておられました。こういう時だからこそ「お客さんに近付けるハンバーガーが出したい」というのが、片平さんの目指す次なる目標です。
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「Tシャツの文字、今こそこの気持ちですよ！」というので「何て書いてあるんですか？」と訊いてみると……
It's way too busy now a day's, always keep the shiny rainbow in your heart「忙しい毎日だけど、いつもこころに輝く虹を」
再生でなく「新」生、再始動でなく「新」始動――きっと片平さんはそんなお気持ちではないかと思います。今年5周年を迎えるHi-5 BURGERS――新しく始まりました！
― shop data ―
所在地: 茨城県つくば市桜3-8-4 アグレアーブル1F
TXつくば駅から地域循環バス25分「桜三丁目」下車 地図
TEL: 029-850-6345
URL: http://hi5burgers.jp/
オープン: 2006年12月16日
* 営業時間 *
火〜土: 11:00〜22:00(LO)
日曜日: 11:00〜21:30(LO)
定休日: 月曜日(要確認)
