最近こんなことに携わっています――。
当初、新宿三丁目の「Brooklyn Parlor(ブルックリンパーラー)」でしか飲めなかったブルックリンラガーのドラフトが、このたび販売を拡大することとなり、某店にその話があって、いわゆる「ゲストビール」として期間限定で入荷することになりました。で、その差込みメニューを私が作りました――某店というのは青山一丁目のDoggy's Diner(ドギーズダイナー)のことです。
ブルックリンラガーは、御存知ニューヨークの"Brooklyn Brewery"が醸造するビールですが、日本国内では常陸野ネストビールで有名な「木内酒造」がライセンス生産をしています。
木内と言えば、私も北千住の「蜂の巣」さんと一緒にオリジナルビール「HAMBER ALE」を造りに行きました、その木内さんです――そうです! こうしてすべての経験は繋がるのです! 「一緒にビール作りませんか?」とあのとき言って下さった、蜂の巣・高橋さん、思えばホントにナイス提案でした――ありがとうございます!
販売元であるアイコン・ユーロパブに宣伝材料をとお願いしたら「何もない(笑)」とおっしゃるので、ベースとなる説明文を木内酒造に作ってもらい、それに大幅に手を加えて、あとは自前で作り上げましたる次第↑。
というワケでドギーズダイナーでは只今、ブルックリンラガーのドラフト(樽生)を好評販売中! "Start Up Campaign"と銘打って、ちょっとお安めに提供中です。まだまだ街で飲める場所、少ないですからね。
ビアパブなどではあり付けないおいしいプレミアムバーガーとともに、その抜群の相性をどうぞご堪能下さい!
↑はそんなメニュー作成作業中の、貴重なお食事シカゴドッグ¥420。
そしてもう一件――。
例の吉祥寺で目下試運転中のお店のBGMを選曲しております。本当は他にもいろんな相談事に関わっているんですけどネ。
オーナーがBGMを「ギターアンプで鳴らしたい」と言い出したときは正直どうしたものかと思ったものです(笑)。あのゴツゴツ黒くて"いかつい"アンプが、オーナーには「インテリア」としてカッコよく映るらしいのですね。
一緒に楽器店へ行って、持ち合わせのHDDオーディオを繋いでみたところ……その出音(でおと)を聴いてオーナー、ますます気に入られまして、同時に私も「なるほど、いいネ」と納得しまして、そんなワケで、コノ店には天井吊りのスピーカーシステムは無く、代わりにMarshallのMG30FXが3台、店内3ヶ所に配置されています。
音質はまるで良くありません。その辺は百も承知の選択……。
ですが中低音の鳴りと響きはさすがギターアンプ。シャカシャカ耳に障ることなく、ボリュームを絞ってもよく通る実に聴きやすい音質です。
さらに使ってみてわかったギターアンプの"意外な"メリット――A. 置き位置を自由に動かすことが出来る、B. 3台それぞれに音量が調節可能――つまり、1台だけ音量を上げたり下げたり、"切ったり"だって出来てしまうので、これは便利!
で、楽器店で初めて音を聴いたときの印象と、その際オーナーが漏らした"一言"を発端に曲を集めてゆきました。とりあえずは"ぞろ目"の2,222曲。
CDで216枚か17枚。すべて個人所有のCDを提供しています。今回のためにダウンロードした曲は一曲もありません。すべて自前の、自持ちです。我ながら「こんなCDよく持ってたなぁ」と感心しきりの曲多数――。
重ねて言いますが(笑)、自分でも信じられないことにぜんぶ、ぜ〜〜んぶっ!!! 私が所有しているCDです(笑)。
しかも「暗〜い曲」だとか「眠たくなるような曲」はかからないようにしてあります――個人的に「しみったれた曲」というのが大嫌いなもので。一例を挙げるとこんな曲……大っ嫌い! (笑)
して、はたしてどんな選曲なのか……そこは「聴いてのお楽しみ」としておきまして、ともかく、私の選曲理論を総結集したようなつくりになっております。いえ、選んだ「ジャンル」の話でなく、「空間や場面にふさわしい楽曲を選んで、流す」という手法や考え方ですね。大学の頃やっていたこともココに来て初めて活きました。
昨年の「OATMAN DINER」のときとも「旧GORO'S☆DINER」のときとも、またちょっと違う傾向です。カフェでも居酒屋でもダイナーでもない……コノ店独特の「空気の一部」として、うまく同化しているかなぁ……と思っております。
なにより毎日店で働くスタッフを飽きさせたくないので、少しずつ曲数を増やしてゆく予定です。夏向きな曲はまだ入れてませんし。
そんな感じで……。
→ # 220 Doggy's Diner [青山一丁目]
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2011.3.4 Y.M