【二ッ目！】 AS CLASSICS DINER [駒沢大学] のバーベキュースモークベーコンチーズバーガー: ハンバーガーストリート　（ブログ版）

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2011年01月28日

【二ッ目！】 AS CLASSICS DINER [駒沢大学] のバーベキュースモークベーコンチーズバーガー

　続きです――。

　「Sleepyhead Jaimieと行く、"リアル"THE BURGER MAP 首都圏版」の第2回、東京・駒沢のAS CLASSICS DINER(エーエス・クラシックス・ダイナー)で食べた、1月限定バーベキュースモークベーコンチーズバーガー￥1,470。

　1ヶ月限定のマンスリーメニューなのに、紹介がいつも月末になってすいません。名は体を表すとは言いますが、さすがにこれだけ長い名前だと、何が何に掛かっているのか、何が何を修飾しているのか、よくわかりません(笑)。

　「沖縄産ロイヤルポークをAS独自の配合による漬け込みと、サクラとヒッコリーチップによる燻製でベーコンを作りました。パテを焼き上げる過程でもう一度スモークをかけバーガーに仕上げます。正にBBQ感覚たっぷりなバーガーをぜひ。」と、メニューに説明があります。他にアメリカンチーズ、オニオンリング、バーベキューソース、上にマヨネーズ、下にタルタルソース、もちろんパティ、トマト。

　沖縄産ロイヤルポークのベーコンは、甘くて分厚くて上品。確かにひと味違います。

　しかし上に挙げたように具材は他にも山とありまして、それらがぜーんぶぜーんぶ混ざり合うので、正直ベーコンの旨味だけをしっかり味わおうなどということは困難。せっかくの良質なベーコンなので、願わくば「ピン」で味わいたいところです。

　この日のバンズはことのほか形好く、「しとっ」とした食感。オーブンに入れることしばし、てっぺんと縁が「カリッ」と焼き上がって、具材が混沌とする中で存在感が光ります。それこそ"エッジ"が立っている感じ。ホールトマトのような、浅く煮たトマトが入っていますが、コレはバッファローウィング用に作るソースを転用したもの。

　にぎやかでダイナミックで、かぶり付いたとき思わず「おーっ！」と唸らせるだけの圧倒的迫力に満ち溢れていますが、反面、味が多過ぎて、何がどう作用してどういう効果を生んでいるのか、よくわからなくなっているのも事実です。出演者が多過ぎて、ひとりひとりの個性が活きてこない……のですが、まぁ、「ASオールスターズによる顔見世興行」的な、そんな「お祭り」的存在のバーガーと思って下さい。お祭りです。ワイワイやることに意味がある。ワイワイしてないと、意味が無い――そんなバーガー。

§　§

　今年2011年のマンスリーバーガーに関して、水上(みなかみ)オーナーは、新しいものを作り出すのでなく「現状あるメニュー(や食材)のアレンジ」を心がけたいと言ってました。既存のものと既存のものを組み合わせて、新しいハンバーガーを作る――そんな感じでしょうか。

　ハンバーガーの特性というのもありますが、どうしても上に積んで積んで、挟んで挟んで――という、まして「期間限定」「スペシャル」ともなれば、そういう志向になりがちですが、たまには具材ひとつの旨味を舌の上で転がすようにして味わう、そんなシンプルなマンスリーバーガーの登場回もあってもいいなぁと思う次第です……そういう月に"期待"ですね。

― shop data ―
所在地: 東京都目黒区八雲5-9-22　オリオン駒沢ビル1F
　　　東急田園都市線駒沢大学駅歩15分ほか　地図
TEL: 03-5701-5033
URL: http://asclassics.com/
オープン: 2005年12月17日
営業時間: 9:00～23:00(22:30LO)
定休日: 火曜日(要確認)

2011.1.28 Y.M

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