2011年01月05日

【二ッ目!】 GUGGENHEIM MAFIA [神奈川・本厚木] のチーズバーガー




 しつこくゆきます――間隔空けずに神奈川県・本厚木の超老舗GUGGENHEIM MAFIA(グッゲンハイムマフィア)。幹書房刊『THE BURGER MAP 首都圏版』にも載ってます。

 4品あるバーガーのうち、次はチーズバーガー¥1,080。


 しかしどこを切っても「絵になる」店である。


 チーズバーガー……まず運ばれてきたときのニオイが良い! 「香り」と言うよりも「ニオイ」。コレは癖になる。ある種、中毒性のある魅惑のシーズニングである。

 そのシーズニングにチーズが抜群に合う! チーズ1枚加えることで、やや尖り気味な味がマイルドに、食べやすく、親しみやすく変化する。

 今回ケチャップとマスタードをかけてみたのだが、これがまた合う! 肉をはじめ具材その他の味を消すことなく、むしろプラスに働いて、シーズニングのおいしさをさらに魅力的なものへと引き立ててくれる。この辺りは昨日触れた「ダブルワッパーとダブルクォーターパウンダーの違い」に通ずる話である。何をどう使えば味が引き立つのか……という話。

 豪州産もも肉100%のパティは、薄く平たく、そして硬く、"弾力"というものがない。飲む込む際に少し力を要する。しかし件(くだん)のシーズニングの威力により実に魅力的な、食欲そそるニオイを放っている。余計な脂分は入っていないが、それでも後口に自然な脂の感じが残る。

 この日のバンズは皮が「ペリペリ」と薄く、それが好いアクセントになっていて、前回よりも食べやすかった。ドライな生地なので、皮も剥がれるくらいに薄いのである。

§ §

 初めて食べる人には、まずこのチーズバーガーを薦めたい。

 まったく予備知識を持たない人には、コノ店のバーガーは少し「取っ付きにくい」ところがあるので、巧い具合にチーズが誘(いざな)ってくれるチーズバーガーの、その入りやすい入り口から、ぜひ入ってみていただきたい。

 桑澤オーナーお気に入りの食べ方(野菜抜き。パティにピクルス、ケチャップ、マスタードだけ)は上級者向け。ある程度「勝手知りたる」人が食べてこそ楽しめるものである。そう、「Bar Shanks」の芳賀さんが言っていた「自分で見つけた人にしか行けない場所」というのが、このコトである。

 実際、店内に置かれたアンティークなどについて、知れば知るほど深く深く、味わいも楽しみも増してゆくような店なのだが、しかしいきなりそんな小難しいところと向き合ってもしょうがないので、まずは見たまま・あるがまま、この雰囲気を肌で感じて「カッコイイな」と思えたら、それで十分だと思う。

 ちなみに前回訪ねた折にやっていた映画はコレだった――ジョージ・クルーニー&レニー・ゼルウィガー『かけひきは、恋のはじまり』。1920年代を舞台にした"画"も、コノ店の雰囲気とまた合う!


# 255 GUGGENHEIM MAFIA [神奈川・本厚木]

― shop data ―
所在地: 神奈川県厚木市幸町6-4
     小田急電鉄小田原線 本厚木駅歩5分 地図
TEL: 046-229-3997
URL: http://www.guggenheim-m.com/
オープン: 1986年9月
* 営業時間 *
火〜木・日: 18:00〜24:00
金土・祝前: 18:00〜26:00
定休日: 月曜日(要確認)

2011.1.5 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 23:54 | TrackBack(0) | 【二ッ目!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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