前回から続きます――マクドナルドのクォーターパウンダー・チーズ、単品¥360。
今回最大の争点は、「ダブルクォーターパウンダー・チーズ」のビーフのおいしさは、1.ダブルだから味わえることなのか、2.同様にシングルでも味わえるのか――というところ。
……それでは、結果を発表します(←鹿賀丈史風に)。
結論から言うと、「クォーターパウンダー・チーズ」と「ダブルクォーターパウンダー・チーズ」はまったくの別物と言ってよいほどに、その味わいが異なります。
実に不思議なくらいに、パティを1枚にした途端、バンズがモサッとしだして、ケチャップが増し、塩気も増して感じられ、そして肉の味がしなくなります。ケチャップに消されてしまっているカッコウ。
予想以上に差が大きかったため、そのまま続けてもう一度「ダブル」を食べてみました――締めて4分の3パウンド(笑)。
さてパティ2枚で食べると……俄然「食感」が違ってきますね。肉らしさというものが「ふっくらとした食感」というカタチで伝わってくるのが、このダブルです。
2枚にすると、バンズのもっさりドライな感じが気にならなくなり、前回言っていたようなサクッとした食べやすさや、歯切れの良さと言った良い面が出て来るようになります。
2枚にするとケチャップ、マスタード、オニオンはじめ、あらゆる具材および調味料の加減が、まさに「塩梅」好く、何よりビーフの味がはっきり前に立って、「趣旨鮮明」と言うか、明確に何を食べさせたいのか――2枚にして初めてソレがよく解る造りになったかと思います。
というワケで、やっとコノ店の「好物」と呼べそうなメニューが出来たかな……というのが、この「ダブル」です。
§ §
「クォーターパウンダー・チーズ」はパティ1枚にチーズ2枚、ダブルはパティ2枚にチーズ2枚――おそらくですが、パティが1枚多いか少ないかだけの違いで、その他具材・調味料はすべて同じ分量のように推測されます。
となると、前回讃えた「計算」に関しては、偶然の産物かも知れませんね(笑)。1枚ではアンバランス、2枚の方がはるかにバランスよく思えますんで。
ただまぁ、肉の「味」に関しては、またちょっとした議論があるのですが、一遍に書くとややこしくなるので、また次回ということにしておきましょう……。
再度結論――マクドナルドで食べるなら、断然「ダブルクォーターパウンダー・チーズ」! ソースだの、具材だの、ごちゃごちゃ挟む必要ありますか? (つづく)
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2010.12.23 Y.M