2008年の2月1日より、ハンバーガーは新メニューに変わったそうで……気付かなかったな。最後に訪ねたのは'08年のハロウィンですか。だからこのときにはメニューは変わっていた……でも「スプーキー・バーガー」に飛び付いたから、グランドメニューのリニューアルには気付かなかったと……そんな感じです。
当初5品、現在クラシック パティ メルト¥1,980、ベジタブル バーガー¥1,880まで入れると全11品。ココは基本のレジェンダリー バーガー¥1,880を――。
なるほど、ハロウィンの記事にも「バンズが変わって半年ほど経つ」と書いてあった(笑)。その新バンズ、あえて言うなら温泉まんじゅう的、ないしは中華まん的な薄皮バンズである。生地の弾きの強さ・脆さに関係なく、皮だけひとり剥がれてゆく感あり。
スプーキーのときは"竹炭効果"も手伝ってか特段意識しなかったが、今回やはり下バンズ(ヒール)の崩壊の早さが気になった。
チェダーチーズに薄く切ったベーコン、なぜかオニオンリング。但しそれら、バーガー「全域」をカバー出来てはいないので、その辺が不徹底と言うか、貫徹していないところである。外に添えられたトマト、ピクルス、リーフレタスも、バンズとパティの量に見合ってはおらず、「どこを食べても均一に同じ味がする」という設計ではない。ま、それはそれとして――。
240gの大迫力ビーフパティ。(現物を見たことはないが)セラミックの"玉"を通して遠赤外線効果で焼くという、ガス火のグリルを使ったパティは、香りよくジューシーで、そしてやわらかな焼き上がり。ただ、肉の味という点では、期待されるほどには強くはないのである。
米国農務省が承認しても、米国で食べるような赤身のアノ強い味は得られないのか……その辺強く考えさせられる一品である。
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あとそうそう、食後ずっと、鼻の頭にバターの香りがべたっと残ったのが、気になりました。多過ぎかな?
日本1号店オープンは1983年7月4日。国内初のハンバーガーレストラン「Homework's」が広尾に出来たのが1985年7月26日なので、先立つこと2年。そのさらに3年前(1981年)には、銀座に「ウェンディーズ」がオープンしている――だから(特にアッパーの)ハンバーガーと言うのは、一気に広まっていったワケではなくて、ひとつひとつの出来事がこうやって少しずつ繋がって、いまに至っているんだよね。日本のバーガーだって一日にして成らず。
以上、Sleepyhead Jaimie(スリーピーヘッドジェイミー)の"すわだいすけ"氏に捧ぐ――。
→ Halloween'08 ◆ vol.3 Hard Rock CAFE のスプーキー・バーガー
# Halloween'07 ◆ vol.5 Hard Rock CAFE のスプーキー・バーガー
# 015 Hard Rock CAFE
― shop data ―
●東京 六本木店
所在地: 東京都港区六本木5-4-20
東京メトロ・都営 六本木駅A3番出口より歩3分 地図
TEL: 03-3408-7018(Restaurant)/03-3403-6946(Shop)
URL: http://hardrockjapan.com/
オープン: 1983年7月4日
* 営業時間 *
Restaurant 日〜木・祝: 11:30〜26:00, 金土: 11:30〜28:00
Merchandise 日〜木・祝: 11:00〜23:00, 金土: 11:00〜28:00
定休日: 無休(要確認)