先日「峰屋」さんにコチラの店をオススメしたところ、大絶賛! 「コレは来たゼ! あの人ヤバイ! 料理人のバーガーだね」――。
というワケでご存知東京青山・外苑前、キラー通りの黄色いネオンサイン、E・A・T(イーエーティー)。
峰屋さん曰く、「シングル(110g)だと、(Michiシェフの腕を)見逃すことあるかも知れない。ダブル(110gパティ×2枚)にすると、アノ人(Michiさん)の持ち味出ちゃうワ」というその言葉が胸に突き刺さって、「シングルしか食べたことのない私は、コノ店のバーガーの真価に未だ触れていないんじゃないか……」なる思いに駆られて、峰屋さんが出した答え「1,400円で食うバーガーだね」のままに、神戸バーガー ダブル¥1,470に挑戦。
神戸牛(さすがに100%ではありません。何割かは黒毛和牛)のパティ(110g)を使ったバーガーが、シングルで¥1,050、ダブル(220g)にしてもわずか¥1,470なので、断然ダブルの方がお得!
角のある、ウェンディーズのような四角いパティ2枚が重なる、この美しさ。バーガー全体に占める肉の支配率・存在感は極めて大きい。
この肉の勝負どころはジューシーなサシでも牛独特のクサミでもなく、その食感、その風味、そしてその絶妙なる焼き方――茶色の中にかすかな赤味が点在する火の通り具合にある。赤身肉の繊維質を「噛む」と言うより「磨り潰す」感じに近い食感は、アゴの弱い人には咀嚼が多少シンドイかも知れないが、肉好きにとっては噛み締める喜びに浸れること請け合い。
上からサウザンアイランドソース(タルタルに非ず)がしっかりとかかり、パティの味とピタッと重なったときのおいしさは格別。その上さらに、肉にスモークフレーバーか降りかかっていて、味の構成としてはなかなかにぎやかである。もしこのスモークフレーバーが無ければ、どんな肉の味が楽しめるだろう――という考えもふと湧いた。
バンズはあくまで軽く、そしてそれに見合った甘さが肉以下、間に挟まる具材のおいしさを助けている。裏側がサクッと焼き込まれていて、ここでもひとつアクセント。肉を中心に実にメリハリの効いたプロポーションを有している。
§ §
ただまぁ、パティ220gという量は普通の人には多いには違いない。なので大食い&肉好きの人向き。私も後半ややキツくって、「自分はそこまで肉好きでもないんだなぁ」ということをあらためて自覚させられた次第。
とは言え、これだけの量の肉を品良く、おいしく食べさせるのだから、それこそMichiシェフの実力全開、面目躍如というところである。「肉を食わすのにオレの右に出る者いない」ぐらいな実力の持ち主――と、峰屋さんの評。上質なビーフを思う存分「バーガーにして」食べたいとき、強くオススメする。
→ # E・A・T [外苑前] の神戸バーガー(ケージェンフレーバー)
# 229 E・A・T [外苑前]
― shop data ―
所在地: 東京都港区北青山2-12-27 ハレクラニ北青山1F
東京メトロ銀座線 外苑前駅歩3分 地図
TEL: 03-6459-2432
オープン: 2009年7月1日
* 営業時間 *
月〜土: 11:30〜15:00, 18:00〜22:30
日曜日: 11:30〜15:00
定休日: なし(要確認)