続きましても六本木。ご存知六本木ヒルズの外縁、けやき坂テラスに在る"ビストロ×ダイナー"、Lauderdale(ローダーデール)にて、秘伝のビーフバーガー(Untitled Beef burger)¥1,400。ランチタイム(月〜金、11:00〜15:00)の「自家製100%ビーフパティのハンバーガー」も内容は一緒と聞いております――そちらは¥1,200。
まずは位置確認――。けやき坂テラス、地図で言うとまぁココなんだけど、たぶんコッチの六本木ヒルズのフロアガイドの方がわかりやすいかな? 但しコレ南北逆転の地図ね。
以前より峰屋さんから薦められていて、昨秋11月末のオープンから9ヶ月、ようやく行くことが出来ましてございます。
店名「Lauderdale」ですが、アメリカはフロリダ州に「フォートローダーデール」という別荘地があって、「ビーチ沿いに並ぶバーやナイトクラブ」の中に在る「地元でも有名なレストランカフェ」の名前が「Lauderdale」だと……すいません、カギ括弧だらけで(笑)。
「フレンチの技法」に「アメリカンダイナーのカジュアルさ」(ま〜た、カギ括弧!)で"ビストロ×ダイナー"ということなんですが、店内さすがの居心地の好さ――私の知識では説明し難い様式ではありますが。
そんな次第で、実質的にはビストロでありつつも、チラとでもダイナーを謳う限りは、やはりハンバーガーがないとカッコウが付かないワケで、その唯一のバーガーが↑冒頭のメニューてな感じかな?
「秘伝の」のタイトル通り、内容の詳細は非公開だそうなんですが、チラとお聴きした限り、たとえばパティの肉など、もちろん素性正しいものをきちんと使っているので、その点どうぞご心配なく――。あっ、そういう意味では「バンズは何屋」とか言っちゃいけないワケか(笑)。
上下を某店製クラシックな酒種酵母バンズ。甘めでややもっさり。スイートピクルスはタテ切りでコリッとした食感。サウザンアイランドのような甘めなソースが入り、オニオンはグリルド。130gビーフパティは脂やや多め&ややヤワめで一番下に位置。
全体には見ての通りの「バサーッ」とした凝らない積み方。透明なピックを刺して止めてあるのだが、クラウン(上バンズ)に埋もれて見えにくいので要注意。
バンズに始まりグリルドオニオンに終わる、甘くユルめな味の集合体であるが、「何回でも食べられる」ことをテーマに、あまり作り込み過ぎず、大作力作にせず、あえて普通であることを目指したバーガー、といったところ。もっともバーガー以前に目を引くビストロメニューが多数あるので、あえてそこを押し分けてまでハンバーガーを目立たせる必然性も無い――というのもまた大いに一理。
なので、世のバーガー愛食家たちが期待するような「特別な」印象というモノには欠けるかも知れませんが、それでも近隣にご滞在の外国人には十分好評を博しているという話でありました――たぶんコノ肩の凝らない感じがネ。ただ、コレをもってして「世界に誇る東京のハンバーガー」と受けとめられても、ソレもちょっと違うとは思うのですけど……。
― shop data ―
所在地: 東京都港区六本木6-15-1 六本木ヒルズ けやき坂テラス1F
東京メトロ日比谷線 六本木駅歩8分 地図
TEL: 03-3405-5533
URL: http://www.lauderdale.co.jp/
オープン: 2009年11月30日
営業時間: 7:00〜23:00(LO22:00)
定休日: なし(要確認)