幹書房刊『THE BURGER MAP 首都圏版』に載ってるお店特集――。
千葉県千葉市中央区中央――最寄を言えば千葉都市モノレール・葭川公園(よしかわこうえん)駅があるが、京成の千葉中央駅にせよ、JR千葉駅からひと駅乗らないといけないので、遠方からお越しの方は千葉駅から15分弱かけて歩く方が良いだろう。そんな「千葉の町外れ」に佇むPANTRY COYOTE(パントリーコヨーテ)。
『THE BURGER MAP 首都圏版』でも触れたとおり、オーナー福永さんは8年前、かの「ヴィレッジヴァンガード・ダイナー」を起ち上げた人なのである。「店長やってました」ではなく、ダイナー部門そのものの企画・立案・実行責任者。千葉パルコの「HOME COOKIN'VILLAGE VANGUARD」を軌道に乗せた後、退社し、独立した。
カントリーがゆるゆると流れる店内はテーブル14席、カウンター3席。アンティークなど置き飾るそのスタイルは、まさにヴィレヴァン調。カウンターの造りなど可愛く、オシャレ。ロフトまである。棚にはミッキー(Mickey's)、瓶ビールの品揃いが良く、夜はお酒の店である。生はヱビス¥580。
バーガー類18品。変わり種は、奥さんの実家などから送られてくる良質の長生ねぎを使った“房総”テリヤキバーガー¥790、サボテン、インゲン豆、パンプキンをアンチョビガーリックソースでいただくハンバーガーチェロキー¥1,080など。この辺のバリエーションは魅力。
チーズバーガー¥940。チーズはゴーダ。バンズは胚芽。生地の弾きやや強く、適度な弾力。オニオンはグリルド。マヨネーズがかかっていて、控え目ながらも味の中心に。
「ほとんど捏ねていない」パティは113g、つなぎ無し、「ふぁーっ」と軽め。厚く切ったトマト、その下にリーフレタスを重ね、クラウン(下バンズ)にマスタード。ゴーダチーズは主張のさほど強くないチーズであるため、存在おとなしめ。全体にはやや塩味に向いた味わい。中ではバンズの食感が印象的。
カフェ的な、ビジュアルを優先させた造り。キリッとした締まりやパンチという点では一つも二つも課題が残るか。カフェならコレでも良いが、ハンバーガー専門を謳う以上は、さらに「シャープ」に味を研ぎ澄ましていった方が良いように思う。厳しいですが、何卒……。
§ §
パントリーとは食糧倉庫、コヨーテには(メキシコからの密入国者を)「手引きする」といった意味があるらしく、それらと掛けて「おいしい食材を用意して、伝統的なメキシコ料理を紹介してゆきたい」といった思いが、店名には込められている。伝統的レシピに則ったスパイスを使わない自家製サルサが4種類。千葉市内にはまだめずらしい、期待のハンバーガー専門店。
→ # GetNavi web「週末はハンバーガー」――第60回 PANTRY COYOTE [千葉・千葉中央]
# PANTRY COYOTE [千葉・千葉中央] のサルサバーガー エスペシアル
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# PANTRY COYOTE [千葉・千葉中央] のダッチオーブンチリバーガー
# PANTRY COYOTE [千葉・千葉中央] の″オールインワン″サルサバーガー
― shop data ―
所在地: 千葉県千葉市中央区中央3-11-11 ニュー豊田ビル1F
京成電鉄 千葉中央駅歩7分 地図
URL: https://www.facebook.com/Pantrycoyote
TEL: 043-225-8677
オープン: 2009年8月1日
営業時間: 11:30〜22:30
定休日: 水曜日・第3火曜日(要確認)
僕もあまり詳しくはないのですが、確か上のバンズが「クラウン」、下のバンズは「ヒール」というのではなかったでしょうか?
突然失礼しましたm(__)m