特集、ハンバーガーショップのロコモコ――トップバッターです。唐突ですがTwitterやってます!『THE BURGER MAP 首都圏版』もよろしく!
さてトップバッター、横浜は北山田Bigmamacafe(ビッグママカフェ)のランチメニューロコモコ――コールスロー、フレンチフライ、チリビーンズスープにフリードリンクが付いて¥1,255。
どうですか↓このカット! ハワイだと言われたら、そうかな? と思えるロケーションでしょ?
さて、どこから説明しよう……。まずはグレイビーソース。正しくは「英語ではgravyとだけ呼び、sauceは付けない(gravy自体にsauceの意味が含まれている)」とウィキペディア情報。「チゲ鍋」や「サルサソース」と同じ理屈ですな。
この間まで愛用していたグレイビーが入手困難になり、ロコモコを出すのをやめてしまおうかとまで考えていたのだが、とりあえず存続。今のグレイビーはニュータイプである。
ポタージュのような「とろみ」が強く付いているが、ハッキリした味があるワケではなく、だからその分パティにかなり強めに塩コショウを振って、パンチを付けてある。テーマは「インパクトと感動」――記憶に残る料理を。食べたことを「思い出して欲しい」。
パティは150g、ハンバーガー用のモノとは別。『HAMBURGER STREET 創刊号』で特集したように、コノ店のパティはブロック肉を自前で挽いているのだが、そのミンチの作業の際に、バーガー用とロコモコ用と2種類作り分けているワケである。
ロコモコ用のパティは食感を重視して少量のタマネギを加えているが、パン粉や玉子など、間を伸ばす類のつなぎは入れていない。白身の焼き魚のような「パサッ」とした噛み応え。「パサパサ」ではなく「パサッ」なのがポイント。
ごはんはわざわざバターライス。食感にひとクセあり。押し麦を食べているような「つぶつぶ」した歯応えでかなり印象的。
ではお待たせ、「SOY SAUCE」の説明を――。いえ、簡単な話でして、
ロコモコは上からSOY SAUCE(つまり醤油)を垂らして食べるのが"流儀"であると、コノ店のスタッフ(酒井さん)が言って聞かないのである。私は知らなかった。7年前のハンバーガー同様、ロコモコの探求もひとつひとつが発見である。
もちろん醤油などかければ、おいしいに決まっている。風味が一気に増して、天下無双! で←の醤油瓶、ご覧の通りの英語表記。わざっわざ手に入れたモノである――と、この辺の店の自慢話には、ぜひ付き合ってあげて下さい。
さらにコノ店の説ではロコモコに野菜は乗せない。
茶系の食材が多く、ビジュアルに欠けるものがあるので、その地味な見た目を補うための「いろどり」として、生野菜を乗せるようになったのではないか――というのがコノ店のスタッフ(酒井さん)の説。確かにこの辺りの現地の写真を見ても、原形はあくまで「白いごはんにハンバーグ+目玉焼き+グレイビー」の様ではある。
§ §
そんなワケで、ややキツ目の塩コショウを主体にバターライス然り、パティ然り、グレイビー然り、強く印象に残るロコモコである。しかも醤油をかけるのは"流儀"――トップバッターでいきなりハードルが上がりました(笑)? 特集ロコモコ、次回もお楽しみに!
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― shop data ―
所在地: 神奈川県横浜市都筑区北山田2-4-20 ヴァンクレールU 1F
横浜市営地下鉄グリーンライン 北山田駅歩2分 地図
TEL: 045-592-3331
URL: http://www.bigmamacafe.com/index.html
オープン: 1998年1月25日
営業時間: 11:30〜15:00, 19:00〜26:00(LO25:30)
ランチ: 11:30〜15:00(LO14:30)
定休日: 月曜日(要確認)