2010年05月10日

# 228 GOTHAM GRILL [恵比寿]




 全国ハンバーガーショップ&ダイナー スタンプラリーvol.1と同時進行で、新たな探求の日々――。

 「日本一高いパンを作る」店、今をときめくかの「VIRON(ヴィロン)」を経営するル・スティルが、昨年2009年3月に始めた"肉"の店、GOTHAM GRILL(ゴッサムグリル)。

 グリルだ、ステーキハウスだ言うより、「肉の店」という形容こそ最もふさわしいように思う。ニューヨークの俗称である「GOTHAM」という言葉も、語感の上でコノ店の持つ「さぁ、肉食べさせるぞ!」という気概に通じるように感じられ、これぞまさに名は体を表す――。


 たとえば国産ジャージー牛のポーターハウスステーキ、32オンス、900g(!)が¥12,600。「何人かで分けて」なんて店長からご説明いただいたのだが、いや、コレは出来たら2人で食べ切りたいですな。客もそれぐらいの気概は見せないと(笑)。

 ニューヨークストリップ(サーロイン)、リブアイ(リブロース)ともに310gで¥4,200、テンダーロイン(フィレ)は200g¥3,150――おおむねこんな辺りから目方がスタートしている。


 そんな調子なのでハンバーガーも炭火焼きパティ225g! この上は何枚でも足せるが(@¥630)、この下は無し――これがデフォルト。オージービーフ100%。毎日その日の分だけ赤味と三部位(モモ、肩、スジかな?)を合わせて挽き、炭火でグリル。

 バーガー1品。この日はハンバーガー¥1,260にwithレッドチェダー¥157。肉はクサミ無く、甘く丸い味わいで上質。上品。それでも所々スジの歯応えが楽しめたり。バンズともども適度な甘さが225gをスーッと一気に食べさせる。ただ炭火の香りと肉の旨味がもうひとつ繋がらないのと(たぶん普段食べてるチャコールグリルより焼き方が「お上品」ということなのだろうが)、野菜がまるで別モノになってしまっているのが、気になるところ。これなら野菜は不要かと。

 天下のVIRONが作るバンズは、ホテルなどで出て来るものに近いか。少しモロッと頼りないが、自然な甘味とさっくり千切れる生地の食べやすさで、あくまで肉を中心に押し立てる脇役に。添えられたケチャップとマスタードが美味! これだけでゴハンおかわり可能(笑)。

 そうした意味では肉命! 肉勝負! なバーガー。筋骨隆々、ごつごつワイルドなイメージでなく、あくまで上質をすっきりスマートに。

§ §

 VIRONと言えば、かの嶋原博シェフがプロデュースした店として知られるが、その嶋原シェフが後に「ロッテリア」の絶品チーズバーガー開発したことも、今回メニューの柱のひとつとしてハンバーガーを前面に押し出したことに少なからず影響しているのだろうか――と、以上は単なる憶測。



# GOTHAM GRILL [恵比寿] の北海道自社牧場ジャージー牛ハンバーガー、フレンチフライ添え

― shop data ―
所在地: 東京都渋谷区東3-16-10
     JR・東京メトロ 恵比寿駅歩4分 地図
TEL: 03-5447-0536
オープン: 2009年3月10日
* 営業時間 *
平日: 11:30〜15:00, 18:00〜24:00(22:30LO)
土日: 11:30〜24:00(22:30LO)
定休日: なし(要確認)

2010.5.10 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 23:48 | TrackBack(0) | ステーキハウス編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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