スタンプラリーと同時進行、どこまでゆけるか――。
恵比寿に昨年7月13日オープン。ユナイテッドアローズの創立者の一人・水野谷弘一氏(2008年6月に常務取締役をご退任)が興したお店、HBH、Hummingbirds' hill(ハミングバーズヒル)。同11月27日にはすぐ近くに、服や雑貨を扱うHummingbirds' hill shopをオープン(リニューアルのため5月9日より一時休業)。
テーマはモダンカントリースタイル。明るい色遣い、開放的な間取り。こんな少しメキシカンな趣向が、現代アメリカの、おそらくハイクラスの間で「もてはやされている」のだろうなというのが、こうしてカタチにして示されるとすごく納得できるのである。ウェルカムCDはドゥービーブラザーズ「スタンピード」で超ゴキゲン!
チャコールのグリルを持つ、レストランであり、メインにリブアイステーキ、バックリブなどを擁する。ハンバーガーはそのメニューの一部。全7品。チーズバーガー¥1,100。4oz(約120g)、炭火焼き。これでもかと分厚く切って深い黄色のチェダーチーズ。
パティは脂少なめ、やや締まった肉質。炭の香りがするが、肉の香りはそれよりやや弱い。ポテト、コールスローも通じて全体に塩味薄め。この日同行いただいた我がビールの師匠Xeno(ゼノ)氏の意見によれば、ベーコンチーズバーガーに挟まる自家製ベーコンはしっかり程良い塩加減で、バーガー全体の味のバランスはとれていたとのこと。
セサミの多いバンズはややしっかりした生地だが、食べやすい。オニオンは生で正解。ピクルスはタテに切ってコリコリ硬い食感。存在感はある。トマトはやわらかく、不美味。付け合わせのフレンチフライはマックに近いシュースト。冷めると硬くなって、おいしくなくなっちゃうんだよネ。全体に素材に任せた作り。もうひと声、店ならではの追求が欲しいところ。
生ビールは2種類。地元「ヱビス」と「U.S SPECIAL DRAFT」とがあり、今ならなんと! 米国サンフランシスコはアンカー社醸造の、あのリバティエールがドラフトで飲めちゃう! パイント¥1,300。それこそXeno氏が『HAMBURGER STREET 創刊号』で推してる銘柄ですね。ただ今回押し出しの弱いチーズバーガーであったため、ビールの味の方が勝ってしまい、飲み合わせの効果という点では噛み合っていなかった。リバティエール自体はっきりした味を持つビールなので、食べ物もソレに釣り合う味付けでないとバランスがとれない。次回はアンカースチームとの予告あり、期待しましょう。
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そうそう、シールズ&クロフツに「ハミングバード」という名曲がありましたネ。久々聴いて、昇天(笑)!
→ # Hummingbirds' hill [恵比寿] のチーズバーガー
# Hummingbirds' hill [恵比寿] のベーコンチーズバーガー
― shop data ―
所在地: 東京都渋谷区恵比寿南1-16-11 ABC・WACOビル1F
JR・東京メトロ 恵比寿駅歩3分 地図
TEL: 03-6412-8989
URL: http://hummingbirdshill.com/
オープン: 2009年7月13日
営業時間: 11:30〜23:30
定休日: 日曜日(要確認)