ハイハ〜イ! 更新やや手抜きしてましたが、年度変わって最初の記事は、日本橋人形町BROZERS'(ブラザーズ)が本日4月3日の午前11時、今度はテイクアウト店をオープンさせたというお話。店名はBROZERS' Take Out。
テイクアウト専門の店舗です。私の知る限り屋台を除けば、そのような例は非常にめずらしいかと思います。場所はホームデリバリーと同地。この人形町界隈、下町ならでは細路地が何本も行き交っておりまして、この店舗も表をクルマの通れる普通の道路と、裏は細路地と、2本の道に面する構造です。今まで細路地側だけをデリバリー店として開けて、もう一方の側は物置に使っていたのですが、このたびその物置を改装してテイクアウト店にしたワケです。
←こちらデリバリー店です。「事務所」という感じの、飾りの少ない、実務的な造りでしたが、今回デリバリー店の真裏に出来たテイクアウト店は、基本的にレストランと一緒のデザイン・雰囲気にしました。イヤ、これは素敵ですよ。誰かさんにも見せたかったなぁ。
驚いたのは出来立ての新しい店なのに、そしてこんなにも派手派手な店なのに、なぜか早々に町並みに溶け込んでいることですね。あたかも以前から「そこに在った」かのようなハマり具合です。
同じ建物の真裏がこのテイクアウト店。
わざわざテイクアウト専門の窓口を作ったにはいろいろなメリットがあります。その最大の効果はやはり「交通整理」でしょう。今までレストランで食事と持ち帰りと両方こなしていた注文を、持ち帰りはすべて専用のキッチンに振り向けることで、店内がより効率よく回るようになり、一気にペースアップします。またこれまで店内と持ち帰りで微妙に作り分けていたオペレーションも、それぞれに特化出来る状況になったため、作業は簡素化されて同様に効率アップ。「全体的に上手く回るように」するためのテイクアウト専門店という位置付けです。
ズドンとデリバリーのキッチンまで一望の丸見え。そっくり同じ設備が2セットの壮観! 「見せて都合の悪いものは無いでしょ」そうだから、見せない手は無いのです。
「もらったら嬉しいおみやげ」感覚――というのもテーマのひとつ。単なる持ち帰りじゃ面白くないと、包装資材へのちょっとした工夫で店内では味わえない付加価値を表現しています。素敵だったのがホットドッグ用の箱。ブラザーズのホットドッグの長さに合わせて作ってあります……ってすごいスペシャル感(笑)。
待ち席もあります。椅子も壁もレストランと一緒。「アイスクリーム屋」でも通用しそうな。
注文カウンター、こんな感じです。カウンター下に貼られたプレート、すべて赤系で揃えてきたところが素晴らしい。
で、今回続きものです。折角なのでテイクアウトしました。バーガー2個用の手提げ袋に入れてもらいました――黒字に赤って、レッドソックスみたいネ。麗らかな春の陽気に誘われて、さぁ、これから外で食べますよ。 (つづく)
→ # BROZERS' [人形町] のデリバリー店がオープンしました
# 019 BROZERS' [人形町]
― shop data ―
●TAKE OUT
所在地: 東京都中央区日本橋人形町2-23-8
東京メトロ・都営 人形町駅歩5分 地図
TEL: 03-3639-5207
オープン: 2010年4月3日
営業時間: 11:00〜21:00(電話受付は9:30より)
定休日: 不定休(要確認)