【二ッ目！】 AS CLASSICS DINER [駒沢大学] のショルダーベーコンチーズバーガー: ハンバーガーストリート　（ブログ版）

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2010年01月18日

【二ッ目！】 AS CLASSICS DINER [駒沢大学] のショルダーベーコンチーズバーガー

　日々アップすべきネタが本気で増え続けてるんですよ。上げ続けないと、どんどん溜まってゆくんです。新しい店にも行かないといけないしね。では今日はネ……コレいきましょう。なにせ「期間限定」だと店主が言うモンですから。

　東京は目黒区八雲AS CLASSICS DINER(エーエス・クラシックス・ダイナー)のショルダーベーコンチーズバーガー￥1,365。1月いっぱい、夜のみの期間限定です。18時以降ね。

　昨日「ケーキ日記」さんのような簡潔な文章を――などと言ってましたが、早速今日は放棄します。

§　§

　このバーガーはASでは久々のオープンフェイス(積み上げずにバラバラにした状態)。

　レギュラーのベーコンにはバラ肉を使っているが、バラはスモークの香りが乗りやすい反面、どうしても旨味が飛んでしまうので、もっと肉そのものの「ガチッ」とした旨味を出したい――と試みたのが今回のショルダーベーコン。メキシコ産のもちぶた(そんなのあるんだ)を使用。脂多く、肉に甘味あり。但しバラより燻煙に時間がかかる。

↓AMB岩波オーナーとベイクドチーズケーキ

　コリコリ硬めのパティと、しっかりしたスモークフレーバーを持つベーコンとの競演。ベーコンは厚みあり、「耳」の部分の硬い食感がときに炭火にほろ苦くコゲて、美味。ビーフに対する「香り付け」「旨味添え」「アクセント」と言ったポジションでなく、豚肉そのものの旨さをしっかりと楽しむことの出来る逸品。横浜は北山田「Bigmamacafe(ビッグママカフェ)」の「スモーキーバーガー」に近いかも知れない。

　梅肉のようにチョンと上に乗るソースは、新バーベキューソース。ハチミツ・砂糖はもうやめて、トマトと玉ねぎをしこたま煮込み、7、8種類のスパイスを加えて小麦粉でとろみを調節。なるほど確かに、コノ甘味は野菜から出る自然な甘味だ。かなりハッキリとした、めっぽう強い甘さ。

　粗挽きコショウでパリパリとクリスピーな食感を付けている辺りはユニーク。同じく、シャキッと歯応えを残したオニオンの焼き方がアクセントに。ときに甘く、ときにほろ苦く、この1個に様々な味が同居する豪華かつスケールの大きなバーガー。

　見た目もそう、持ったとき手に伝わる感触もそうなのだが、ASのバーガーはズシンと「重心が低い」のである。それは食べたときの印象も同じで、「天にも昇る」おいしさと言うよりは、ズーンと地面にめり込むような、深くて重たいインパクトを持つおいしさで、逆らいがたい「説得力」がある。

　説得力……そう、「この店構え」「このバーガー」「この店主」という3つの要素が寸分の狂いも無くピタリと合致するので「なるほどネ」と心の底から合点がゆくのである――それが「説得力」。オーナー水上(みなかみ)さんが頭の中で思い描くイメージが、そのイメージの通りにカタチとなって我々の前に表現されている状態だ。いま手にしているバーガーと、自分を取り巻くコノ店の造り・構えとが「ダブる」のである。イメージが「一緒」なのである。ただ「理由もなくおいしい」のでなく、「この店だから、このバーガーなんだね」という、そこがピタリと重なって、それでスゴク腑に落ちるのである。

　だからおいしさに凄まじい説得力が伴っている。先日のAMBツアーでもヨン様「冬のツアー」でも参加者全員反応が凄まじかった。頭一つ抜け出た感あり、です。

― shop data ―
所在地: 東京都目黒区八雲5-9-22　オリオン駒沢ビル1F
　　　東急田園都市線駒沢大学駅歩15分ほか　地図
TEL: 03-5701-5033
URL: http://asclassics.com/
オープン: 2005年12月17日
営業時間: 9:00～23:00(22:30LO)
定休日: 火曜日(要確認)

2010.1.18 Y.M

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